AI相談の現在
2025-09-30 11:41:32

シェルパスの調査から見える「AIに相談する」新常識。男女で異なる意識と実態とは

AIに相談することの新常識



シェルパス株式会社が発表した「AIに相談することに関する意識調査」は、会社員や公務員などに向けたもので、その調査結果からAIと人間との新しい関係性が浮かび上がりました。

調査概要


この調査は全国の男女700名を対象に、AIを活用した相談の実態を探るために行われました。得られた結果は、AI相談の利用状況や男女間の意識の違いを示すものであり、特に注目すべきは、相談する際の心理的なハードルが低いAIの特性です。

AIへの相談経験


調査を行った結果、AIに悩みを相談した経験がある人は全体の78.3%に達し、週に1回以上利用している人は47.3%にのぼります。特に著しいのは、20代の若者で、この年代では89.9%がAIに相談したことがあると回答しました。この傾向は全ての年代を通じて見られ、特に若い世代がAIを積極的に活用していることがわかります。

男女別利用傾向


男女別に見ると、男性の相談経験は75.8%に対し、女性は80.6%と、女性の方がAIに相談したことがある人が約5%多いという結果が出ました。特に女性が求めるのは「悩み全般の相談」「愚痴を聞いてほしい」「話し相手になってほしい」という回答が多く見られます。これは、AIが「話し相手」として重宝される傾向を反映しています。女性がAIを利用する背景には、心理的なハードルが男性よりも低く、気軽に相談できるという点があります。

プライベートな相談の多さ


調査結果からは、AIに対して行う相談の内容も明らかになりました。悩み相談の中で最も多かったのは、仕事のスキルや進め方に関する相談(31.4%)で、次いでプライベートの相談(28.1%)という結果に。また、「家事や旅行の相談」や「家族、友人との関係についての相談」も一定数見受けられ、人間関係における悩みを解決する手助けとしてAIが活用されている様子が伺えます。

AIの役割と前向きな意見


AIが人財育成研修をサポートすることについては約49.3%の人が賛成と答え、さらに、AIに相談して実践することへの前向きな考えを持っている人は71.3%に達しました。特に、仕事の人間関係の悩みを相談することについては63.1%が良い結果だと感じ、男女間での差も存在します。男性が55.5%に対し、女性は70.0%が賛同しており、女性の方がAIに話し相手を求める傾向が強いことが如実に表れました。

AI相談に対する懸念


一方で、AIに相談することに対して懸念を持つ人々もいます。主な理由としては、「感情の機微を理解できないのではないか」「適切なアドバイスが難しい」「プライバシーの問題がある」などが挙げられています。これらの理由から、本心から相談できないという意見も多く見受けられます。

結論


シェルパスの意識調査からは、AIが人々の悩み相談に活用される新しいスタイルが確立されつつあることが明らかになりました。特に、女性がAIを「話し相手」として利用する傾向は今後のAIの活用法に新たな示唆を与えるものであり、AI技術の進化とともに私たちの日常がどのように変わっていくのか、今後の動向が注目されます。


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会社情報

会社名
シェルパス株式会社
住所
東京都目黒区自由が丘1-3-19
電話番号

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