『消失』東京公演が開幕!
ケラリーノ・サンドロヴィッチ(通称KERA)が手掛ける人気戯曲『消失』が、2025年1月18日、東京・新宿の紀伊國屋サザンシアター TAKASHIMAYAで幕を開けました。本作は、KERAの作品を様々な才能を持つ演出家たちが新たな形で上演するシリーズ《KERA CROSS》第六弾として位置づけられており、演出は河原雅彦が担当しています。これまでに多くの舞台が上演されてきた人気作品だけに、どのような新たな解釈が見られるか、期待が高まります。
キャストと演出の魅力
『消失』は、クリスマスの夜(に設定された物語で、兄弟の家に集まった6人の善意が異なり、それによって引き起こされる日常の崩壊を描いています。今回、チャズ役に藤井隆、スタンリー役に入野自由がキャスティングされ、さらに岡本圭人、坪倉由幸、佐藤仁美、猫背椿という豪華なキャストが集結。演出の河原雅彦は過去に『カメレオンズ・リップ』や『室温~夜の音楽~』といったKERAの戯曲も手がけており、今回で3度目となります。
河原が描く舞台は、モノクロからカラー、寓話から記録へと変貌し、観客に新たな視点を提供してくれます。KERAの独特な台詞の魅力を引き出しながら、キャストのチャーミングさが際立つ演出によって、笑いと恐怖が混在する独特の空気感が生まれています。
上演情報と観劇の価値
東京公演は2025年2月2日まで行われ、続いて大阪での公演も予定されています。大阪では、2月6日と7日にサンケイホールブリーゼで上演されますが、各公演の当日券は開演1時間前から販売されるため、気軽に足を運べる機会もあります。
演出家の河原雅彦は、「終演後、椅子から立ち上がりづらいかなりヘビーな芝居に仕上がっています!」と語り、ただ重いテーマだけでなく、コメディ要素も豊富に含まれていることを強調。観客を引き込む2度の美味しさを体感できることを約束しています。また、主演の藤井隆や入野自由もそれぞれの思いを述べており、舞台に対する強い思い入れが感じられます。
音楽と美術が生み出す新たな体験
舞台美術、照明、音楽、衣装といった技術スタッフの力も大きく、KERAの世界観が新たなロマンティックなエンターテインメントとして表現されています。クールで文学的だった『消失』が、より身近な感情を巻き込む形で蘇りました。観客は、面白さを堪能しつつ、時には胸が締めつけられるような感動も得られることでしょう。
ぜひ、劇場でこの作品を体感してみてください!
公演概要
- - 作: ケラリーノ・サンドロヴィッチ
- - 演出: 河原雅彦
- - 出演者: 藤井 隆, 入野 自由, 岡本 圭人, 坪倉 由幸, 佐藤 仁美, 猫背 椿
【東京公演】
- - 期間: 2025年1月18日(土)〜2月2日(日)
- - 場所: 紀伊國屋サザンシアター TAKASHIMAYA
【大阪公演】
- - 日程: 2025年2月6日(木)18:30 / 2月7日(金)13:00
- - 場所: サンケイホールブリーゼ
公演に関する最新版の情報は、
こちらで確認できます。また、KERA CROSSの最新情報は
X (旧Twitter)でも発信中です。