リサイクル業から不動産事業へ
広島県呉市に本拠地を置く株式会社こっこーは、長年のリサイクル業で培った技術とネットワークを駆使し、新たに不動産事業へと乗り出しました。最近、宅地建物取引業免許を取得した彼らは、解体や土地整備から販売までの一貫サービスを提供することにより、環境に配慮したビジネスモデルを実現します。
不動産事業への参入の背景
この動きは、製鉄所の稼働停止という厳しい状況から生まれました。こっこーは従業員の雇用を守るため、リサイクル業から不動産事業へと新規参入を決断。
これにより、既存の環境資源事業と生活環境事業のシナジーを活かし、事業の効率化を図りながら、地域の不動産市場に新たな付加価値を創出することが可能となります。
提供するサービスとその利点
こっこーの不動産事業では、建物の解体や土地の整地に必要なサービスをワンストップで提供します。特に、アスベスト調査や国からの法令に基づいた適切な手続きの実施が重要視されています。これまで複数の業者に依頼していた手続きを、全て一つの企業が行うことで、不動産オーナーは時間とコストの両方を大幅に削減することができます。
アスベスト調査の義務化
近年、法令の改正により、アスベスト調査の実施が求められています。令和5年10月からは、有資格者による事前調査が義務付けられ、アスベストを含む物件の解体が難しくなる中、こっこーはこの調査を請け負うことで不動産オーナーの負担を軽減。調査を手軽に行うことで、多くの顧客が解体へ一歩踏み出しやすくなるでしょう。
空き家問題への取り組み
地方の空き家問題も、株式会社こっこーが注視するポイントです。全国で過去最多の900万戸に達した空き家。その理由の一つには、解体やメンテナンスにかかる費用の問題があります。このような問題に対して、こっこーは地元に密着した一括支援を展開。複数の業者を介さずに、全てを一括請負することで顧客の負担を軽減します。
地域活性のための取り組み
こっこーは、地域と共に成長する企業として位置づけています。空き家問題の解決は、地域の資産を有効に活用することにもつながります。また、環境への配慮も重要視し、解体時に出た廃棄物は適切に処理・リサイクルしています。このようにして、サステナブルな取引を実現しています。
今後の展望
本事業の開始を機に、こっこーは不動産市場における一気通貫型ビジネスモデルを構築し、高品質なサービスを提供し続ける意向を持っています。また、地域の活性化に向けた取り組みを進めていくことで、持続可能な社会の実現に貢献していく方針です。
今後も株式会社こっこーの活動に注目が集まることでしょう。