車椅子利用者用レインウェアが2024年度グッドデザイン賞受賞
株式会社ケアウィル(carewill, INC.)は、創業5年で3製品連続でグッドデザイン賞を受賞した、素晴らしい業績を達成しました。この度受賞したのは「車椅子利用者用レインウェア」です。この製品は、神奈川県川崎市との共同プロジェクトの一環として開発され、日常生活での外出をサポートするために特別に設計されています。
開発の背景と目的
ケアウィルは「服の不自由を解決する」というミッションを持ち、地域の自治体や研究機関、学校と連携し、福祉製品の開発に取り組んできました。彼らの目指すのは、高齢者や障害者、病気に苦しむ人々に対して、自立した社会生活を実現するためのサポートです。この取り組みは、公共性の高い福祉製品を生み出すことに寄与しています。
昨年7月に発売された「車椅子利用者用レインウェア」は、これまでの福祉製品と同様に、高い機能性とデザイン性を兼ね備えた製品です。これまでに受賞歴がある「洗濯ネットバッグ」や「アームスリングケープ」と同様、今回もグッドデザイン賞を受賞したことで、ケアウィルの製品がさらに多くの人々に認知されることとなりました。
上肢サポートウェアの開発
さらに、ケアウィルは新たな取り組みとして、上肢に不自由がある方々を支援するための「上肢サポートウェア」の開発に着手しました。この新製品は、東京と大阪の研究機関と連携し、性別や季節に関係なく使用できるデザインで、ホールド感をさらに高めたものとなる予定です。このプロジェクトは「令和6年度川崎市福祉製品等開発支援補助金」制度を活用し、2025年春に発売を目指しています。
累計販売数1,900個を達成した洗濯ネットバッグ
さらに、他の製品でも好成績を収めています。「洗濯ネットバッグ」は、洗濯時に困難を伴う方々のニーズに応える形で開発され、累計販売数が1,900個を超えました。このことにより、ディノスのカタログに掲載され、今後はテレビ通販でも販売予定と、販路の拡大にも取り組んでいます。
第2回資金調達について
ケアウィルは、新製品開発に向けて資金調達を計画しています。取締役会では、シリーズAラウンドに向けた第2回資金調達の実施が決議され、新株予約権発行やクラウドファンディングを通じて660万円を調達する予定です。この資金をもとに、さらなる製品開発が進むことが期待されます。
まとめ
ケアウィルの「車椅子利用者用レインウェア」は、高い評価を受けており、今後も多様な福祉製品の開発を通じて、多くの人々の生活を豊かにするための活動を続けていきます。地域・自治体とのコラボレーションを通じて、より良い社会を目指すケアウィルの姿勢は、今後も注目され続けることでしょう。