舘鼻則孝の個展「NORITAKA TATEHANA RETHINK」がいよいよ開催！

舘鼻則孝と香りの文化をリシンク

東京の旧山口萬吉邸で、アーティスト舘鼻則孝による最新の個展「NORITAKA TATEHANA RETHINK」が開催されます。この展覧会は、昨年の表参道ヒルズでの「舘鼻則孝リ・シンク展」に引き続き、日本文化を新しい視点で捉えることを目指しています。

展覧会のテーマは「香りの日本文化」であり、訪れる人々は日本の香りを再認識し、新たな文化的体験を楽しむことができます。代表作のヒールレスシューズや「源氏香の図」をモチーフにした香炉など、多数の新作が展示される予定です。また、和室では特別に「聞香体験」を実施し、来場者は香木の香りを楽しむことができます。この聞香体験では、香りを「聞く」ことを提案し、参加者は香りの深さを体感できるでしょう。

さらに、展覧会では、遊女の煙管からインスパイアを受けた作品「THEORY OF THE ELEMENTS」の最新作も初公開されます。これは、日本の伝統工芸と現代的なアプローチを融合させたものとなっており、来場者に新たな感覚を提供します。

本展の開催地である旧山口萬吉邸は、1927年に建設された歴史的建築物で、スパニッシュ様式の美しい意匠が特徴です。東京都の有形文化財にも指定されており、文化的な背景が色濃く残る空間での展示は、舘鼻則孝の作品と相まって、より一層の深みを持っています。この邸宅は近年大胆にリノベーションされ、新たなモダンな空間として生まれ変わりました。

この特別な展覧会は、日本たばこ産業株式会社(JT)の協賛により実施され、現代のたばこのあり方をリシンクすることを目指しています。JTの加熱式タバコ「Ploom TECH」は、香りや体験を重視した製品であり、これもまた日本文化の香りに関連した現代の解釈なのです。