CLT DESIGN AWARD 2023: 創造的な設計を求む!
一般社団法人 日本CLT協会が開催する「CLT DESIGN AWARD 2023 ‐設計コンテスト‐」は、2015年から続く伝統あるコンテストで、昨年度からCLT(Cross Laminated Timber)を活用した具体的な設計提案を期待する形でリニューアルされました。このコンテストでは、創造的で環境に配慮したCLT建築の設計を募集しています。
募集テーマ: 市街地の小学校
今回のテーマは、『市街地の小学校』です。日本国内には約2万の小学校が存在し、その中の3割は都市部に集中しています。都市は多様な文化や背景を持つ人々が集まり、多文化共生を促進する教育環境の整備が求められています。特に市街地に立地する小学校は、地域との交流や相互理解を促進する重要な役割を担っています。
CLTを使用した設計案は、教育環境を一新するだけでなく、地域コミュニティとのつながりを強化し、新たな価値を創出することが期待されています。多様なニーズに応えるインクルーシブな学びの場を提案してください。
募集期間と応募資格
応募の受付期間は2023年9月1日から12月4日まで、締切は23:59です。参加資格としては、設計実務の経験がある方や建築を学ぶ学生、企業や団体でのグループ応募も大歓迎です。CLT設計の実績がなくても構わず、年齢や性別の制限もありません。
審査委員について
審査は、様々な専門家からなるチームで行われます。
- - 【審査委員長】三井所清典(芝浦工業大学 名誉教授)
- - 【審査委員】坂本雄三(東京大学 名誉教授)、腰原幹雄(東京大学生産技術研究所 教授)、安井昇(桜設計集団 代表)、原田真宏(芝浦工業大学 教授)
- - 【特別審査委員】長澤悟(東洋大学 名誉教授)
賞の概要
特に優れた設計には、農林水産大臣賞、国土交通大臣賞、環境大臣賞それぞれ1点が贈られ、各賞には賞金50万円が付与されます。また、日本CLT協会賞も設けられています。
応募方法
応募方法については、コンテストの特設サイト(
https://clt-award.com)をご覧ください。また、過去の受賞作品についても掲載されているので、参考にすることができます。
CLTとは、Cross Laminated Timberの略で、木の板を繊維方向が直交するように重ね合わせて接着した木質材料です。耐久性に優れ、建材として幅広く利用されています。
新しい教育環境を生み出す一助となるこのコンテストに、みなさまの応募を心よりお待ちしています。