親子で楽しむ！静岡県磐田市での土木イベント「いわた土木LOVEフェスタ2024」

今年も静岡県磐田市にて、こども向けの土木イベント「いわた土木LOVEフェスタ2024」が開催されました。このイベントは11月9日(土曜日)に行われ、昨年に続いて地元の親子連れ約2,500人が集まり、賑やかな雰囲気に包まれました。

「いわた土木LOVEフェスタ」は、磐田市役所の若手技術系職員たちが中心となり、地元の建設業組合や関連団体との協力で実現されました。イベントでは、実際に現場で活躍するショベルカーやコンクリートミキサー車を含む17台の働く車両が展示され、来場者たちはその迫力に魅了されていました。

子どもたちの心をつかむ体験型ブース

参加した子どもたちは、まず大迫力の働く車と記念撮影を楽しむことができました。白バイや道路パトロールカーも加わった展示により、特に車好きの子どもたちには目を輝かせる絶好の機会です。運転席に座っての写真撮影は、たくさんの笑顔を生み出しました。

次に、普段なかなか体験することができない大型ショベルカーや高所作業車に乗る体験も大人気でした。子どもたちは、機会を逃さずこれらの操縦を体験し、自分の手で土を移動させる喜びを実感しました。特に小型ショベルカーの操縦体験では、自分の手で運転しながら、まるで本物の作業員になった気分を味わえたようです。

理想のまちづくりに挑戦

「いわた土木LOVEフェスタ2024」では、子どもたちが自らの手で理想の街を作る体験も行われました。都市計画を学びながら、住居や商業施設、公共施設の配置を考えていく過程は、土木や建設の奥深さを伝える絶好の機会でした。子どもたちは真剣に取り組み、自分たちのアイデアを形にする喜びを実現していました。

さらなる学びの場として

そのほか、イベントではせっこうによる工作体験や、最先端技術を利用したVRでのショベルカー操縦体験も行われ、参加者たちは遊びながら土木に関する知識を深めることができました。また、大学教授による圧力やコンクリートの実験など、科学的な視点からも子どもたちの好奇心を刺激することに成功しました。

主催は「いわた土木LOVEフェスタ2024実行委員会」で、磐田市建設事業協同組合と磐田市建設部が実行主体となっています。また、静岡ブルーレヴズ、静岡理工科大学、国土交通省浜松河川国道事務所など多くの団体が協力し、イベントの成功を後押ししました。

このイベントは、単なる見学に留まらず、子どもたちが主体的に学び、体験しながら土木の仕事の魅力を感じることができる貴重な機会であったと言えるでしょう。未来の土木を担う世代に向けた大切なイベントとして、今後の開催に期待が寄せられています。