日本の化粧品メーカーが中国市場に挑む「China Beauty Summit 2019」

中国市場への扉を開く「China Beauty Summit 2019」

2019年12月17日より、日本の化粧品メーカーが中国市場へのアプローチを強化するイベント「China Beauty Summit 2019」が開催されます。このイベントは、東京都港区のベルサール六本木で実施され、3日間にわたって中国化粧品小売最大手企業と日本の化粧品メーカーの交流、商談が行われます。

開催の背景

中国の化粧品業界は急成長を遂げており、2018年度の小売総額は2,619億元に達しています。この数字は日本市場の約2.5倍にも相当し、中国人消費者の日本製化粧品への関心が高まっています。実際、JETROの調査によれば、化粧品の原産国として「日本」と答えた中国人は40.4％に上ります。日本の化粧品は中国市場でもクリエイティブさと品質の高さから人気があり、日本の企業は市場参入の機会を模索しています。

交流会の開催

「China Beauty Summit 2019」では、中国のトップ企業から化粧品チェーンの代表者が来日し、そこで日本の優れた化粧品ブランドについて理解を深めます。また、日本の化粧品メーカーは、中国の化粧品小売業者との商談のチャンスを得られます。特に、中国のTOP100企業や淘宝（タオバオ）での影響力を持つKOLなどが一堂に会するため、貴重なビジネスマッチングの場となることが期待されています。

業界最新情報を学ぶセミナー

12月17日には、様々な専門家やインフルエンサーが参加するセミナーも予定されています。CBE（中国美容博覧会）の桑莹氏や「口紅王子」として知られる李佳琦のチームも登壇し、中国のビューティ市場の動向について議論を交わします。ブランド戦略やKOLとの連携方法など、BtoBの観点からの洞察が得られる機会です。このセミナーでは、日本の化粧品ブランドが中国進出にあたり押さえておくべきポイントが明らかにされます。