CASE対応を促進するセミナーの開催
自動車業界は大きな変革期を迎えています。特に、2050年までのカーボンニュートラルの実現に向けて電動化が進展する中で、中堅および中小の自動車部品サプライヤーにとって重要な対応が求められています。これに伴い、独立行政法人中小企業基盤整備機構は、「CASE対応に向けた自動車部品サプライヤー事業転換支援事業」としてセミナーや研修の開催を発表しました。このプログラムは、オンラインセミナーと実地研修から成り立っており、特に中堅・中小自動車部品サプライヤーの皆さんにとって、未来のビジネスモデルを考える上で非常に役立つものとなるでしょう。
セミナー・研修の内容
1. オンラインセミナー
最初のコンテンツはオンラインセミナーで、自動車業界の環境変化に対する理解を深めることを目的としています。以下は各日の内容です:
- - 第1回 (令和6年11月14日)14:00-16:00
タイトル:「CASEが導く産業革新とその対応に向けて」
講師:原田弘司氏(NPO法人テクノプロス理事長)
- - 第2回 (令和6年12月5日)14:00-16:00
タイトル:「自動車の溶接技術とその最新動向」
講師:樋口匡氏(NPO法人テクノプロス理事)
- - 第3回 (令和7年1月23日)14:00-16:00
タイトル:「脱炭素社会に対する中小サプライヤーの取り組み方」
講師:酒井 武信 氏(名古屋大学特任教授)
さらに、各回ごとに中小機構の支援施策に関する紹介も行われますので、こちらもお見逃しなく!
受講は無料で、ライブ配信やアーカイブ配信の形式で参加できます。定員は各回200名程度とされているため、早めの申し込みを推奨します。
2. EV部品展示解説&相談会
次に、実地研修としてEV部品の展示解説&相談会が設けられます。このイベントでは、バッテリーやモーターといったBEVの主要構成部品を実際に展示し、その構造や機能について詳しく解説します。
開催日程は以下の通りです:
- - 東京会場 (令和6年12月18日)13:00-16:30
場所:大田区産業プラザPiO
- - 大阪会場 (令和7年1月16日)13:00-16:30
場所:OMM
参加者は合計30名程度を予定しており、こちらも先着順での受付となりますので早めの申し込みが必要です。
参加申し込み方法
各セミナー・研修の詳細や申し込みは、以下の公式ウェブサイトよりご確認いただけます。
終わりに
自動車業界の変革の波にデジタル化・電動化が加わる今、これらのセミナーは新たなチャンスを生む鍵となるかもしれません。是非、多くの企業関係者が参加し、未来の自動車産業に貢献するための知識を得ることを期待しています。