ウエディングパーク、150契約突破した顧客インサイト可視化ツール「survox」の進化

ウエディングパーク、150契約を達成した「survox」の成長

株式会社ウエディングパークは、ウエディング業界向けの顧客インサイト可視化ツール「survox」を導入し、2025年10月までに150契約を突破したことを発表しました。この背景には、カップルが「自分たちらしい式」を求めるニーズの高まりと、企業側の人材不足や業務効率化の課題があるといいます。

背景の変化

近年、結婚式の形式や価値観が変化し、少子化やライフスタイルの多様化により、カップルは自分たちの声を反映した結婚式を求めるようになっています。SNSやクチコミを通じた情報収集が積極的になったことで、カップルのニーズはより多様化しています。このような時代において、ウエディング業界も従来のやり方では通用しなくなってきました。

このような現状をふまえ、「survox」はカップルの声を収集し、それを基に体験価値を向上させる仕組みを提供しています。このツールは、カップルの意見を反映したサービスの改善が可能であり、業界全体の質の向上にも寄与しています。

「survox」の機能とは

「survox」は、顧客体験（CX）や従業員体験（EX）の向上を目的としたツールです。主に以下の3つの機能を提供しています。

1. サーベイ機能：カップルの声をデータとして収集し、全国の平均データと比較しながら潜在的なニーズを可視化します。この情報は、フェアの成約率を上げたり、顧客単価を向上させたりする施策に活用されます。

2. 議事録・要約機能：式場スタッフとカップルの接客音声を録音・自動文字起こしし、ウエディングに特化した内容に要約します。これにより、現場の状況を見える化し、スタッフ育成やサービスの品質向上に繋げています。

3. おもレビAI：生成AIを駆使し、接客英会話から自動でシナリオを生成します。プランナーはこれを基に自己改善を行うことができ、接客品質の標準化を実現します。この機能により、全スタッフのスキル向上と顧客満足度の向上を図ることが可能になります。

導入企業の体験

「survox」を導入した企業からは多くのポジティブなフィードバックが寄せられています。「今までは成約率が中心でしたが、survoxによってプロセス重視が可能になり、プランナーのモチベーションが向上しました」という意見もあります。また、カップルのリアルな声を元にした接客対策が容易になったとのことです。

ウエディングパークのこれから

ウエディングパークのバリューデベロップメント本部長、小笠真也氏は、「やり方が変わってきた時代において、より魅力的な結婚式を創る手助けをするために『survox』を開発しました。このツールの導入が進む中で、業界全体が『声を活かす』ことの重要性を理解し始めていると実感しています」と語ります。

社会のニーズが急速に変化する中、ウエディングパークは「一生に一度の体験」を豊かにするため、さらなるサービスの改善と機能の開発を続けていく方針です。