新たな一歩を踏み出す
2026年5月1日、ヒオカの新著『ゆるふわ天上人と地底人』が小学館から刊行されます。この本は、地方の貧困家庭に育った著者の経験を基に、社会に存在する様々な格差を可視化し、それに対する思考を深めるエッセイです。著者は、経済、教育、体験などの格差をテーマに、彼女自身の生い立ちと体験を交えて、私たちが直面する現実にどのように向き合っていけばよいのかを考察しています。
格差の遍歴
ヒオカは、幼少期から虚弱体質に悩まされながらも、自身の状況を乗り越えてきました。塾に通うことが難しかった中、独学で勉強を重ね、地元の進学校に進学しました。卒業後、社会に出てからは様々なバックグラウンドの人々と関わり合いながら、経済的に恵まれた「天上人」とそうでない「地底人」との対比を実感します。
しかし、この格差はただ置き去りにされるものではなく、私たち全員が共有する問題です。著者は「見えない格差」と向き合うことで、その背後にある痛みを理解し、皆が「見える」世界を作り出すための道を模索します。
満身創痍の探求
本書は、著者自身の満身創痍な体験が反映されています。彼女は、病院での検査で深呼吸をすることが難しいと告げられるまで、自分自身の身体的な限界に気づいていなかったと言います。このような苦しみを通して、多くの読者が自分自身の格差や障害について深く考えるきっかけとなるでしょう。
著者は、経済や教育が均等に行き渡らない現実に対し、決して諦めない姿勢を持っています。「天上人」と呼ばれる恵まれた人々と距離を置くのではなく、彼らとの対話こそが新たな価値を生むことを、著者は示唆します。
読者へのメッセージ
『ゆるふわ天上人と地底人』は、単なるエッセイにとどまらず、私たちに何を考え、どう行動すべきかを問いかける内容です。ヒオカの言葉を通して、この社会にあるいくつもの「ないものにされる痛み」を可視化し、自分自身と対話する時間を持ちましょう。この本は、格差に満ちた社会で希望を見出すための一助となることでしょう。
もくじ
- - 第1章: 嫉妬とドライヤーとエルメスのバーキン
- - 第2章: 持てない子どもは自ら最低限を選ぶ
- - 第3章: 選べない生い立ちで一生モノの後遺症が残る
- - 第4章: 情弱はカモられる
- - 第5章: 平等について私が大事だと思うこと
著者プロフィール
ヒオカは1995年生まれ。地方の貧困家庭で育った経験を持ち、その背景からライターとしての活動を開始しました。彼女のライティングは、貧困や格差をテーマにした多様な作品に広がり、ラジオや講演でもその思いを発信しています。将来的な夢は、猫や犬などの動物たちと生活することです。