Daddy YankeeがHYBE LATIN AMERICAと提携し、新たな音楽プロジェクトへの参加を発表しました。彼の新曲「Sonríele」は、ラテン音楽界において大きな話題を呼んでいます。
Daddy Yankee、またの名をDYは、レゲトンの巨星としてその名を馳せており、1995年のデビュー以来、数々のヒットを生み出してきました。特に2004年に発表した「Gasolina」は、レゲトンブームの火付け役となり、多くのアーティストに影響を与えました。さらに、2017年にはLuis Fonsiとの共演による「Despacito」が大ヒットし、ビルボードのメインソングチャートで16週連続1位を記録しました。この曲は、ラテン音楽の国際的な普及につながる原動力としても知られています。
しかし、DYは2022年にフルアルバム「Legendaddy」とそのツアーをもって引退を宣言し、多くのファンを驚かせました。「これが自分の音楽旅のゴールラインだ」と語り、長いキャリアを振り返る映像メッセージもファンの間で大きな話題となりました。引退後は音楽活動を休止していましたが、HYBE LATIN AMERICAの関係者との出会いをきっかけに、音楽への新たな情熱が再燃したことが報じられています。
HYBEの議長、バン・シヒョク氏もDYと直接の対話を重ね、共に新たなグローバルビジョンを構築することを目指しています。 DYの新曲「Sonríele」は、スペイン語で「微笑みかけよう」という意味を持ち、彼自身の内面的な旅と共感が込められています。
「人生に完璧はないけれど、微笑むことは大切」とDYは語り、楽しさや感謝の心を忘れないようにとメッセージを発信しています。この新曲がどのようにリスナーの心に響くのか、期待が寄せられています。
さらに、HYBE LATIN AMERICAは、長年にわたりメキシコの伝説的ロックバンドCafé Tacvbaとの関係を築いており、数々のアーティストと新たな契約を結ぶことで、ラテン音楽市場における影響力を拡大中です。DYの合流によって、その勢いはさらに強まるでしょう。
HYBE LATIN AMERICAは、新たなプロジェクトとしてグローバルなボーイグループ「SANTOS BRAVOS」のメンバー選抜を今夏予定しており、米国で人気を誇るスペイン語放送局TELEMUNDOと共同企画したオーディション番組「Pase a la Fama」も注目を集めています。
このように、HYBEは2023年に現地法人を設立し、レコーディング、音源パブリッシング、アーティストマネジメントなどを手掛けるExile Musicを買収。これにより、アジア、英語圏、スペイン語圏を結びつける新たな音楽事業の基盤を整えていく計画です。
HYBE LATIN AMERICAは、地域の伝統や文化に深く根ざしたプロジェクトを推進しており、アーティストに創造的な自由を与えつつ、革新と伝統の融合を目指しています。
DYの復帰と新曲『Sonríele』は、ラテン音楽に新しい風を吹き込むだけでなく、HYBEのグローバル展開にも大きな影響を与えることでしょう。