TOPPANエッジ、環境に配慮した革新を実現
TOPPANエッジ株式会社は、クレジットカード製造・発行の分野において、重要な一歩を踏み出しました。2023年12月9日、嵐山工場と朝霞証券工場で製造されるデュアルインターフェースクレジットカードに対して、国際規格「ISO 14068-1:2023」に準拠したカーボンニュートラルの認証を取得したのです。これにより、このクレジットカードには「BSI Kitemark」の表示が可能となり、持続可能性への取り組みが際立つ形となりました。
カーボンニュートラル認証とは
カーボンニュートラルとは、温室効果ガスの排出を実質ゼロにすることを意味します。この認証を取得するためには、企業が自社の温室効果ガスの排出量を計測し、それを削減またはオフセットするための具体的な取り組みを行う必要があります。TOPPANエッジは、クレジットカード調達から製造、発行、さらには廃棄までの全過程を考慮し、環境への影響を最小限に抑えるための努力を行いました。
具体的な取り組み
このプロジェクトでは、嵐山工場および朝霞証券工場での温室効果ガスの排出量の算定を行い、その後カーボンオフセットを実施しました。この一連のプロセスは、BSIグループジャパン株式会社によって審査・認証され、国際的に認められた基準に則ったものです。こうして、TOPPANエッジは、業界初のカーボンニュートラルなクレジットカードの誕生を実現しました。
環境ビジョンの推進
TOPPANグループは、「TOPPANグループ環境ビジョン2050」に掲げられた目標達成のために、様々な環境対策を進めています。カーボンニュートラル認証の取得はその一環であり、今後も省エネルギーや再生可能エネルギーの利用を強化し、リサイクル材を使用したカード製造の比率を高めていく方針です。
今後の展望
TOPPANエッジは今後も、サプライヤーとの連携を強化し、あらゆる分野での温室効果ガス排出量の削減に努めていく考えです。このように、持続可能性を重視した製品開発を進めることで、会社全体として脱炭素社会の実現に寄与できるよう貢献していくことを目指しています。
TOPPANエッジの取り組みは、クレジットカード業界だけでなく、環境への配慮が求められる全ての分野において新たな指針となるでしょう。その影響が今後どのように広がっていくのか、注目が集まります。