国際舞台芸術が横浜に集結!特別公演『時間のT』の魅力に迫る
2024年12月、神奈川県立音楽堂で開催される特別公演『時間のT』。これは、シンガポール出身のアーティスト、ホー・ツーニェンによる作品で、横浜国際舞台芸術ミーティング2024(YPAM2024)の基調公演として位置づけられています。
作品の背景と内容
『時間のT』は、2023年11月にシンガポール美術館で行われた「Time & the Tigers」展で発表され、その後も日本やアメリカ、韓国で展示が続いています。この作品は、「時間」をテーマにした42の断章で構成されており、映像とテキストの交錯によってリアルタイムで編集・加工されます。使用される映像と音響は、観客に常に新しい体験を提供します。
今回の公演では、サウンドトラックではなく、フリージャズのサクソフォン奏者Soon Kimがリアルタイムで演奏する即興音楽と共に展開されることが特徴的です。これにより、映像と音楽の一体感が生まれ、鑑賞者はその瞬間ごとに異なる体験を楽しむことができます。
アーティストの紹介
ホー・ツーニェン
1976年生まれのホー・ツーニェンは、映像、インスタレーション、パフォーマンスを通じて、歴史や神話、アイデンティティの形成に関するテーマを探求しています。彼の作品は、視覚芸術と演劇の境界を越えるものとして国際的に評価されており、2011年のヴェネチア・ビエンナーレではシンガポール館の代表としても活躍しました。
Soon Kim
1964年大阪出身のSoon Kimは、アメリカでオーネット・コールマンのハーモロディック理論を学び、その後自身の音楽スタイルを築き上げました。彼のサウンドは、和太鼓とのコラボレーションや、さまざまなジャンルとの融合を通して、独自の表現を模索しています。
詳細情報
- - イベント名: 『時間のT』
- - 日時: 2024年12月3日(火)18:00開演(ロビーでのYPAMレセプションは16:30〜)
- - 上演時間: 約60分
- - 言語: 英語(日本語・英語字幕付き)
- - チケット料金: 一般¥2,500、YPAM参加登録者は無料。
チケットは
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YPAMについて
YPAM(横浜国際舞台芸術ミーティング)は、国内外の舞台芸術に関わるプロフェッショナルが一堂に会し、創造性を交流させるプラットフォームです。今年度のYPAMは、KAAT神奈川芸術劇場を中心に多くの公演やミーティングが行われる予定です。
国際的なアーティストが集まり、横浜の地で活躍する舞台芸術の多様性を体感できるこの機会を、ぜひお見逃しなく!