臨床推論大会の開催概要
2023年9月7日から8日にかけて、有明セントラルタワー(東京)で行われる第29回日本病院総合診療医学会学術総会。この重要な学会において、株式会社Mediiが主催する「難渋症例に挑戦!臨床推論大会」が注目を集めています。この大会では、臨床現場で直面する診断の難しい症例に対して、参加者が臨床推論を行い、その質や推論の過程について深く考える機会を提供します。
イベントの目的
本大会の目的は、「誰も取り残さない医療を」というMediiのミッションに沿った形で、参加者が臨床推論能力を一層向上させることです。エキスパートであっても難しいとされる症例を扱うことで、医療の質を高める新たな視点を得る機会を作ります。また、参加型の形式を取ることで、ただの情報提供にとどまらず、実際に議論に加わることで学びを深められる工夫がされています。
対象とする症例
大会では、エキスパートチームによって選ばれた実際の難渋症例がプレゼンテーションされ、参加者はその症例に基づいて臨床推論を行います。来場者は、医療現場で直面する様々な課題を議論し、思考過程を追体験しながら、実践的なスキルを磨くことができるようになっています。さらに、臨床推論のプロセスについては、発表後に丁寧な解説があり、理論と実践を融合させた学びが得られるのも大きな特徴です。
イベントの詳細情報
開催日時は9月7日(土)の13時50分から15時20分まで。場所は第3会場(4階 ホールB-2)で、250席が設けられています。参加資格は学会に参加している医師であり、事前の申し込みは不要とのこと。気軽に参加できる環境が準備されています。
講演者のプロファイル
本大会には、徳田安春先生(群星沖縄臨床研修センター長、東京財団政策研究所 研究主幹)、瀬戸雅美先生(湘南鎌倉総合病院 総合診療科 部長)、そしてMedii代表の山田裕揮先生が登壇予定です。各演者は、専門分野で卓越した知識を持ち、難渋症例へのアプローチにおいて独自の視点を提供してくれることでしょう。彼らの豊富な経験に触れることができる貴重な機会です。
Mediiについて
Mediiは、医療における情報と専門知識の格差を縮小するため、医療従事者がより質の高い診療を提供できるよう努めています。「E-コンサル」というオンラインマッチングサービスを展開し、診療方針に悩んでいる医師が、遠隔地の専門医に相談できる環境を提供しています。このサービスには1,200名以上の専門医が関わり、ほぼ全ての疾患に対応しているため、幅広い症例に役立つものとなっています。
均等な医療を実現するため、Mediiはこれからも多様な取り組みを行い、医療従事者を支援する姿勢を一貫して貫いていきます。今回の臨床推論大会は、その一環として位置付けられています。医療の質を向上させるために、皆さんもぜひ参加してみてはいかがでしょうか。