東京ユナイテッドと東京都知的障がい者サッカー連盟が連携協定を結ぶ
2023年、東京ユナイテッドFCは東京都知的障がい者サッカー連盟(TOKYO-FID)と新たな連携協定を緊結しました。この協定は、サッカーを通じて共生社会を目指すというビジョンのもと、東京の中心から地域社会へと広がることを目指しています。
敬愛の精神でファミリーとして活動
この連携により、「王子ジャッキーズ」という知的障がい者サッカーチームは『東京ユナイテッド(TU)王子ジャッキーズ』に改名され、東京ユナイテッドファミリーの一員として共に活動することになりました。
昨今の活動の様子
最近の活動では、小石川運動場で東京ユナイテッドFCの選手とTOKYO-FID U-20の選手が合同トレーニングを行いました。また、知的障がい者サッカー東京都選抜の選手、小林晴人さんがキックインセレモニーを行い盛り上がりを見せています。さらに、東京23FC戦の試合前にはTOKYO-FID U-20の選手たちが集合写真を撮影し、連携の一環を見せました。
王子ジャッキーズの歴史
王子ジャッキーズは、1993年に王子養護学校の卒業生たちによって設立されました。彼らは「卒業後もサッカーを続けたい」という思いから自発的にチームを作り、毎週金曜日に練習を重ねてきました。平成10年からは北区社会人リーグに加盟し、年に約10試合を消化するまでになりました。近年、東京都選抜トップチームの選手全員が王子ジャッキーズに登録し、協会の一員としてサッカー活動を行っています。
特に、2022年には栃木県で開催された「全国障がい者スポーツ大会」において、東京都選抜として全国優勝を成し遂げ、強豪チームとしての名声を得ました。
東京ユナイテッドFCの使命
東京ユナイテッドFCは、2016年まで東京大学運動会ア式蹴球部OBクラブ「東大LB」と慶應義塾体育会サッカー部OBクラブ「慶應BRB」が統合されて設立されました。2017年に『東京ユナイテッドFC』に名称を変更し、地域と学校コミュニティの結びつきを強化しました。
「東京のど真んなか(THE HEART OF TOKYO)」という基盤の下、新しい都市型スポーツ文化の創造を目指し、2023年シーズンにはJFL昇格を果たし、さらにはアマチュア日本一を目指す計画です。
未来への展望
この連携協定は、両者にとって新たな活動の出発点であり、地域社会への貢献を通じて、より豊かなスポーツ文化が作られることを期待されています。サッカーを通じた共生社会の実現は、今後さらに重要なテーマとなるでしょう。今後の取り組みにも注目です。
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