電通とCAMB.AIが手を組み、国内ラジオ番組の多言語配信を実現
株式会社電通(本社:東京都港区、代表取締役 社長執行役員:佐野 傑)は、米国のCAMB.AI Inc.(CEO:Avneesh Prakash)との業務提携を発表しました。この提携により、電通は国内コンテンツの海外展開をより強力に支援し、特に文化放送の人気ラジオ番組を多言語で配信する新たな取り組みを開始しました。
このプロジェクトは、2023年7月3日から始まり、文化放送の「立花慎之介僕の声で。君の言葉で。」というラジオ番組を、日本語に加え、AI翻訳による英語・中国語で配信します。この取り組みにより、日本文化やエンターテインメントに興味を持つリスナーに向けて、より多くの情報を発信することが可能になります。
CAMB.AIは、150以上の言語において、映像や音声、文書コンテンツをリアルタイムで翻訳・吹き替えする技術を持っています。この技術は、特にエンターテインメント、スポーツ、教育の分野で強みを見せており、過去にはアメリカのメジャーリーグサッカーや全豪オープンの多言語展開など、多くの成功事例があります。特にユニークな点は、吹き替え後の音声が元の話者に似せられる点で、これによりコンテンツの魅力を損なうことなく多言語化が実現されます。
電通はこの提携を通じて、文化放送のラジオコンテンツを海外へと広め、日本発のコンテンツに新たなファンを獲得するための力強いサポート体制を構築しています。特に、立花慎之介氏のラジオ番組は、日本のアニメやゲーム文化に興味のある海外リスナーにも響く内容であり、毎回異なるテーマに沿って、多岐にわたる話題が展開されることが期待されています。
文化放送は、リスナーとのコミュニケーションを大切にし、オリジナルコンテンツやアーカイブ配信など、多様なサービスを提供しています。また、QloveRというプラットフォームでは、有料会員限定の特典も用意されており、リスナーがより深く関与できる環境を整えています。
今後の展望として、電通はCAMB.AIとの協力を通じて、さらに多様な日本発コンテンツを世界中に届け、コンテンツの成長とそのホルダーの発展にも寄与していく計画です。この取り組みは、日本文化を国際的にプロモーションする上で、大きな意味を持つものと考えられています。
QloveRの公式ウェブサイトでは、最新の番組情報や配信内容へのアクセスが可能です。ぜひ、世界中のラジオファンに向けた新たな試みを体験し、日本の魅力を存分に楽しんでいただきたいと思います。