すさみ町のドローン可視化
2025-10-27 15:20:04

和歌山県すさみ町、ドローン航路の可視化が国際フォーラムで紹介

和歌山県すさみ町、ドローン航路の可視化が国際フォーラムで紹介



和歌山県すさみ町では、ドローン航路の可視化に関する取り組みが注目されています。この技術は、株式会社トルビズオンが支援する形で実施されており、すさみ町の町長である岩田 勉氏が2025年10月に開催された「2025 International Mayors Forum」で紹介しました。

背景:スマートシティプロジェクトとは


トルビズオンによるドローン航路の可視化は、ソフトバンク株式会社が主導するスマートシティプロジェクトの一環です。このプロジェクトは、地域の持続可能な発展を促進することを目的とし、特に防災や緊急時の対応能力の向上を目指しています。

すさみ町では、ドローンを利用して非常時の物資輸送や情報伝達を行うことが期待されており、ドローン航路のリスクを可視化することが重要な要素となっています。この取り組みでは、PLATEAUなどの3Dデータを活用して空路の視覚化を行い、各関係者が航路の安全性や効率性を理解できるようにしています。

国際フォーラムでの発表内容


フォーラムでは、「Smart City in Susami Town utilizing 3D city model」というテーマで、すさみ町のデモンストレーションが行われました。具体的には、以下の内容が紹介されました。
  • - 3D都市モデルによる可視化:PLATEAUを用いてドローン航路を3Dで見せることで、視覚的に航路の状況を把握できるようにしています。
  • - 遠隔運用モデル:千葉拠点からのドローン操作実証にもとづいて、有事の際の対応策が提案されました。
  • - フェーズフリー防災拠点:空路を見える化することで運用の可能性を高めるという概念が示されました。

岩田町長は、「この見える化技術により、我々は自治体として航路の価値を理解し、住民と共に安全性を判断できる」と強調しました。

トルビズオンの役割と今後の展望


トルビズオンは、本プロジェクトにおいて、3D航路の設計やデモ素材の制作だけでなく、技術説明のサポートも担当しています。代表の増本 衞氏は、「ドローンをただ飛ばす技術ではなく、地域住民とともにリスクを認識し、安全に運用するための『見える化』が重要です」と語りました。

今後、地域ごとに異なる条件に応じたドローン航路の可視化を進め、実際の運用に耐えうるデザインへと発展させていく計画です。

まとめ


すさみ町のドローン航路可視化プロジェクトは、地域の防災対策やスマートシティの実現に向けた重要な取り組みとなっています。国際フォーラムでの紹介により、他の地域への展開や利用可能性も期待されています。国内外でのフィードバックを受けながら、さらなる技術の向上と普及を目指していくことでしょう。


画像1

画像2

画像3

画像4

会社情報

会社名
株式会社トルビズオン
住所
福岡県福岡市中央区天神2-3-26ibb Fukuoka 304号室
電話番号
070-8487-9227

トピックス(地域情報)

【記事の利用について】

タイトルと記事文章は、記事のあるページにリンクを張っていただければ、無料で利用できます。
※画像は、利用できませんのでご注意ください。

【リンクついて】

リンクフリーです。