健康食品とサプリメントの新たな利用実態
株式会社クロス・マーケティングが実施した「健康食品・サプリメントに関する調査(2026年)」では、全国の20歳から69歳の男女を対象とし、現代の健康志向や美容意識が浮き彫りになりました。この調査によれば、女性の39.8%が健康食品やサプリメントを利用しており、特にその目的として「栄養素の補充」と「肌や髪などの美容」が挙げられています。
調査結果のハイライト
1.
利用者の男女差
男性の利用率は26.4%なのに対し、女性は39.8%と大きな差が見られます。特に、30代から40代の女性が積極的に利用していることが分かりました。20代では利用率が最も低い傾向が見受けられます。
2.
健康食品・サプリメントのタイプ
利用される剤型は、圧倒的に「錠剤タイプ」が58.8%を占めています。続いて「グミタイプ」や「ゼリータイプ」などの手軽に摂取できる形状が人気ですが、まだまだ1割程度に留まっています。
3.
摂取目的の多様性
「食事で不足する栄養素を補うため」と回答した人は37.4%と最も多く、次いで「疲労回復・だるさ対策」「腸内環境を整えるため」という結果が得られました。驚くことに、女性の回答者は「肌・髪などの美容」を重視する傾向が強く見られ、このニーズの高まりが、女性によるサプリメントの利用を後押ししていることが分かります。
成分分析
主要な成分としては「ビタミンC」「マルチビタミン・マルチミネラル」「ビタミンB群」が挙げられる一方、男性では「亜鉛」や「DHA・EPA」の含有が多く、中でも女性は「コラーゲン」を重視しています。このように、利用する成分には顕著な男女差があります。
利用者の意識と非利用者の考え
興味深いことに、サプリメントの利用者の約29.4%が「本当に効いているのか、よくわからない」と感じており、約26.9%が「効果は分からないが安心して摂取している」と答えています。これに対し、非利用者の中では「サプリメントに関心がない」が20.8%で最も多く、その次が「本当に効果があるのか信じられない」という結果に。サプリメントへの関心が分かれる現状が浮き彫りとなっています。
今後の展望
健康食品・サプリメント市場は拡大しているものの、その選択には慎重さが求められています。安心感を求める利用者が多いものの、実際の効果に対する疑問も存在。今後は科学的根拠に基づく情報提供や、効果的な商品の開発が期待されます。本調査の結果により、今後のサプリメント市場の動向に注目が集まります。
この調査は、全国の男女から1,100サンプルを集めたものであり、健康に対する意識や美容に対するアプローチ方法が明確に見えてきました。健康と美容を意識した選択がますます重要視されている現代において、その波に乗るためのヒントを提供する良い機会となったと言えるでしょう。