新たな校務支援システム「SasaeL 校務」の登場
株式会社SasaeL(小学館グループ)は、生成AIを搭載したクラウド型の校務支援システム「SasaeL 校務」を2025年度から無償トライアル提供を開始すると発表しました。この新システムは、教育現場の負担を軽減し、次世代の校務デジタルトランスフォーメーション(DX)を推進することを目的としています。
開発の背景と目的
日本の教育現場では、教師たちの業務が非常に忙しいという現状があります。文部科学省は、教育現場の効率化を進めるために生成AIやクラウド環境の活用を推奨し、2035年度には50%の学校が生成AIを導入するという目標を掲げています。SasaeLは、その目標達成に向けて、使いやすく便利な校務支援システムを提供することに力を入れています。
教育現場での新たな取り組みを円滑に導入するため、SasaeLはシンプルなデザインで使いやすい操作性を追求。また、周辺サービスとのデータ連携を進めることで、より効率的な業務のサポートを目指しています。
SasaeL 校務の主な特徴
1. 生成AIによる校務サポート
「SasaeL 校務」は、生成AIを活用して文書作成や授業計画の立案を支援し、教師の業務効率化および負担軽減に寄与します。文部科学省の目指すKPI達成に向け、生成AIを利用した校務の促進をサポートします。
2. 使いやすいUI/UX
システムの使いやすさにこだわり、直感的に操作できるデザインが特徴です。既存の校務支援システムで感じられる複雑さを解消し、誰でも簡単に使えるように設計されています。
3. データ連携機能
「SasaeL 校務」は、教育に関連したデータ収集とその分析を可能にするダッシュボード機能を搭載。学習データなどを統合し、客観的なデータ解析を行います。また、国際的な技術標準「OneRoster®」に対応し、スムーズなデータ連携も実現します。
4. 教育情報メディアとの連携
教育情報メディア「みんなの教育技術」との連携により、授業アイディアや学級経営に関する情報を「SasaeL 校務」上で取得可能にします。長年の取材データを活用し、教師のための実践的な情報を提供します。
無償トライアルの詳細
「SasaeL 校務」の無償トライアルは、全国の教育委員会および小中学校が対象となります。トライアル期間は2025年4月から2026年3月末までの最大1年間で、サービスの詳細や導入に向けた個別相談も行っています。応募者には、将来的な有償利用を検討してもらう必要があります。
このサービスの提供によって、多忙な教育現場の日常がどのように変わるのか、非常に期待が寄せられています。興味がある方は、以下のリンクからお問い合わせください。
参加申し込みフォーム
株式会社SasaeLの思い
株式会社SasaeLは、「先生の毎日と子どもたちの時間を、もっと豊かに」をミッションに掲げ、教育現場の効率化と豊かさを実現するサービスの提供に努めています。未来の教育環境を支える新しいソフトウェアの開発に、ぜひご注目ください。
【会社概要】
- - 会社名:株式会社SasaeL(ササエル)
- - 所在地:東京都文京区小石川2丁目3番23 春日尚学ビル
- - 設立:2024年4月1日
- - 事業内容:校務支援ソフトウェアの開発・運営
- - 公式ウェブサイト:SasaeL