ストラディヴァリウス 300年目のキセキ展
ストラディヴァリウスの名を聞けば、ヴァイオリンが思い浮かぶ方も多いでしょう。しかし、アントニオ・ストラディヴァリは実はギターやチェロ、ヴィオラなども製作しているのです。今回、東京で開催される『ストラディヴァリウス 300年目のキセキ展』では、これらの楽器の魅力を余すところなく紹介します。
1. 貴重な「ストラディヴァリウス ギター」の展示と生演奏
この展覧会の注目ポイントの一つは、世界でわずか5挺しか現存しないストラディヴァリウス製ギターの中で、唯一演奏が可能な「サビオナーリ」が初来日することです。来日を記念して、10月13日にはミニライブも行われ、直接耳にすることができる貴重な機会となります。ストラディヴァリウスの美しい音色を、生で体感できるチャンスをお見逃しなく。
2. 300年の音の進化を追体験する「タイムスリップ・インスタレーション」
ストラディヴァリウスが辿ってきた道のりを、演奏空間の変遷と共に紹介する展示が「タイムスリップ・インスタレーション」です。300年前、工房から誕生した楽器が貴族の宮廷で奏でられ、現代の大規模コンサートホールで演奏される様子を体験できます。特に、2018年に300歳を迎えた『サン・ロレンツォ』が、東京のテクノロジーと融合して生まれたインスタレーションは、一見の価値があります。
3. クレモナの工房を再現した「クラフト・デモンストレーション」
ヴァイオリン製作の聖地であるイタリアのクレモナ。その工房が再現され、アントニオ・ストラディヴァリが使っていた道具と共に展示されます。この貴重な機会には、クレモナから来日した金賞受賞の職人、フランチェスコ・トト氏が工房に常駐し、その手さばきを間近で観察することができます。製作過程を間近に見ることができるのは、音楽愛好者にとって大きな魅力です。
開催概要
- - 名称:STRADIVARIUS ‘f’enomenon ストラディヴァリウス 300年目のキセキ展
- - 会場:森アーツセンターギャラリー(東京都港区六本木6-10-1六本木ヒルズ森タワー52階)
- - 会期:2018年10月9日(火)〜15日(月)
- - 開館時間:10月9日(火)15:00〜22:00、10月10日(水)10:00〜17:30、10月11日(木)12:00〜22:00、10月12日(金)10:00〜17:30、10月13日(土)10:00〜22:00、10月14日(日)10:00〜22:00、10月15日(月)10:00〜17:30。
- - チケット情報:一般2300円、中高大生1500円、小学生800円、小学生未満無料。障がい者手帳提示で半額。
この特別展は、ストラディヴァリウスの世界に触れられる貴重な機会です。音楽の歴史を感じながら、優雅なひとときをお楽しみください。