次世代自動運転を支える光通信とセンシング技術のセミナー開催

セミナーの概要

2025年6月27日（金）、次世代自動運転を支える「次世代車載光ネットワーク（SiPhON）」とそこに関わるセンシング技術に焦点を当てたWEBセミナーが開催されます。自動運転技術の進化を支える光通信とセンシング技術は、未来の交通をどのように変えるのか、興味深い内容が満載です。

セミナーの詳細

このセミナーでは、自動運転を実現させるために必要な車載ネットワークについて説明がなされます。特に、「SiPhON」は、慶應義塾大学、東京大学、大阪大学、古河電気工業といった研究機関が共同で開発したもので、100Gb/sという高い伝送容量を誇ります。それにより従来の車載システムの限界を突破し、より高い信頼性を持つ通信が可能になります。

セミナーは、Zoomを利用したオンライン形式で行われ、講演の後には質疑応答も用意されています。参加者は、これまでの常識を覆す最新技術に触れる貴重な機会となります。

講演内容一部紹介

1. 高速車載光ネットワーク（SiPhON）

講演者は慶應義塾大学の津田裕之氏。自動運転車両において、カメラやセンサーなどの装置が増加しているため、それに応じた大容量・低遅延な通信が求められます。SiPhONの概要として、構成技術を理解し、車両の厳しい環境条件をクリアした信頼性の高い通信方式についての説明が行われます。

2. 厚膜シリコンフォトニクス技術

続いては、東京大学の種村拓夫氏による講演。こちらでは、厚さ約1μmのシリコン層を利用した光回路技術が紹介されます。この技術が実現する低損失光トランシーバの可能性について、詳しく解説される予定です。

3. FMCW LiDARとシリコンフォトニクス

次の講演では（株）SteraVisionの上塚尚登氏が、LiDAR技術の最新動向について明らかにします。特に、FMCW方式の利点やシリコンフォトニクスとの相性について詳述されます。

4. 環境認識技術

最後に、電動モビリティシステム専門職大学の秋田時彦氏による講演では、カメラ、LiDAR、ミリ波レーダーを用いた走行環境認識技術の最新の技術が紹介されます。急速な進化を遂げる自動運転界において、AIを駆使した環境認識の重要性が語られます。

参加対象

自動運転に携わる開発者や光通信技術に関心のある専門家にとって、見逃せない情報が詰まったセミナーです。参加者は、自動運転の未来を見据えた貴重な学びの機会を得られるでしょう。

申込み方法と詳細

受講料は33,000円（税込）、同一企業からの複数名参加の場合は2人目以降は16,500円（税込）になります。また、資料代も含まれていますので、事前にしっかりと申し込みを行いましょう。引き締めは6月25日（水）です。お申込みや問い合わせは（株）オプトロニクス社まで。

自動運転技術の未来を知る貴重なチャンスをお見逃しなく！