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フランスでの新しい挑戦：Kura Masterコンクール2025

2025年5月26日、フランス・パリにて日本の酒類を世界に広めることを目的としたCoolJapanイベント、Kura Masterの本格焼酎・泡盛コンクールと、日本ワインコンクールが初めて開催されました。このイベントは、日本の伝統酒を多くの人に知ってもらうための新たな一歩とされています。

本格焼酎・泡盛コンクールの詳細

今回は全8部門にわたり、162銘柄の中から選ばれた金賞、プラチナ賞、そして優秀賞以下の8銘柄の受賞者が発表されました。

• - 審査部門：各部門は芋、米、麦、黒糖、泡盛、バラエティー、樽貯蔵、プレステージ コウジ スピリッツの8部門で構成されています。
• - 金賞とプラチナ賞：全体の上位33％に与えられる金賞と、プラチナ賞は特に優れた銘柄に授与されます。また、プラチナ賞群からは、優秀賞として17銘柄が選出され、審査員特別賞8銘柄も発表されました。

審査委員長のコメント

本格焼酎・泡盛コンクールの審査委員長であるクリストフ・ダヴォワンヌ氏は、今回のコンクールが文化の交流の場であり、長い伝統を受け継ぎ、互いに学ぶ絶好の機会であったと強調。特に、参加者の作品に込められた情熱と努力は、他にはない独特の香りとテクスチャーを生み出していると述べました。

日本ワインコンクールの初開催

今年度の新たな試みとして、日本ワインコンクールも初めて開催されました。甲州品種に特化して行われ、そのエントリー数は31銘柄のみでしたが、金賞とプラチナ賞を選出し、決勝に進出した5銘柄からも優秀賞が誕生しました。日本ワインコンクールも大きな期待が寄せられています。

最優秀賞の発表

最優秀賞である「審査員賞」に選ばれたのは、山梨県に本社を置く本坊酒造が製造した『シャトーマルス 甲州ヴェルディーニョ 2024』です。レヴィンソン氏によれば、そのワインはフレッシュで魅力的な香りが特徴で、まさに日本のワインの素晴らしさを体現しているとのことです。

Kura Masterの理念

Kura Masterは、日本の酒類をフランス及び世界に広めるために2017年から活動を開始した団体です。これまでも日本酒や本格焼酎・泡盛コンクールを開催しており、今年からは日本ワインも審査の対象に加えました。日本の多様な酒の魅力を発信し、フランス市場における理解を深めることがその最大の目的です。

次回以降の展望

今回のコンクールを取り入れた新しい試みは、来年度以降のコンクールでも続けられ、更なる部門数の追加が計画されています。日本各地の特産品やワインの多様性を強調し、グローバルな市場での重要性を高める努力が求められています。今後もKura Masterはその活動を通じ、日本の酒文化のさらなる進展を促し、世界にその魅力を伝えていくことを目指すでしょう。

受賞銘柄の一覧

本格焼酎・泡盛コンクール 審査員賞受賞酒

1. 芋部門: 鹿児島県：有限会社大山甚七商店『山大一 Matured えい紫 2016』
2. 米部門: 熊本県：合名会社豊永酒造『常圧豊永蔵35度』
3. 麦部門: 愛媛県：株式会社媛囃子『宝泉坊』
4. 黒糖部門: 鹿児島県：奄美大島酒造株式会社『浜千鳥乃詩ゴールド』
5. 泡盛部門: 沖縄県：株式会社松藤『赤の松藤』
6. バラエティー部門: 青森県：八戸酒造株式会社『湊蒸留所 りんごスピリッツ』
7. 樽貯蔵部門: 宮崎県：株式会社酒蔵王手門『とらふぐ珍魚』
8. プレステージ コウジ スピリッツ部門: 福岡県：株式会社篠崎『朝倉』

日本ワインコンクール 審査員賞受賞酒

• - 山梨県：本坊酒造株式会社『シャトーマルス甲州ヴェルディーニョ2024』

授賞式の詳細

授賞式は、2025年9月24日（水）に在フランス日本国大使公邸で行われ、審査員賞およびプレジデント賞の発表が行われる予定です。Kura Master協会による主催で、期待が高まります。

Kura Masterの公式HPへのリンク：Kura Master公式HP

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