2024年人的資本経営
2024-09-25 16:08:34

人事部が選んだ2024年版人的資本経営ランキング発表!

2024年の夏に発表された『人的資本経営 会社ランキング2024』は、企業の人事部門における人的資本の取り組みを評価する重要な指標として注目されています。本ランキングは学校法人産業能率大学総合研究所が実施したもので、調査対象となったのは日本企業・組織における人事・教育担当者です。総計197件の回答を基に、人的資本経営が進んでいると評価された企業が選ばれました。

同率1位に選ばれた企業


今回の調査で同率1位に選出されたのは、サントリーホールディングス株式会社、トヨタ自動車株式会社、そして株式会社ファーストリテイリングの3社です。これらの企業はそれぞれ異なるアプローチで人的資本経営を推進しており、その取り組みが高く評価されています。

サントリーホールディングス株式会社

サントリーホールディングスは「人本主義」を掲げ、企業の根本に「人」を置くことを重視しています。社員一人ひとりの成長を助けるために、個別対応のキャリア開発プログラムや多様な人材育成プログラムを用意しています。また、人的資本を企業戦略に結び付けている点も評価され、具体的な取り組みやプログラムに注力しています。特に、社員が育つ環境を整えることで、企業全体の成長にもつながる考え方が評価されています。

トヨタ自動車株式会社

トヨタ自動車は、国内外で影響力を持つグローバル企業として知られ、特に若手社員の待遇改善に力を入れています。2024年の春闘では若手社員の処遇改善を目指し、4年連続で満額回答を実施しました。この動きは物価高が続く中での柔軟な対応としてほかの企業からも注目されており、人材への投資が企業戦略に寄与する力を持つことを示しています。また、トヨタの人的資本に対する意識の高さも評価のポイントです。

株式会社ファーストリテイリング

ファーストリテイリングは、2023年度に国内の従業員の年収を約40%引き上げるという大胆な賃上げを行い、大きな話題を呼びました。従業員が活き活きと働き、業績向上に寄与しているとの意見が多数寄せられ、賃上げに対する好影響がみられます。このように、社員の働きがいが企業の成長に貢献しているという認識が広がっています。

最後に


『人的資本経営 会社ランキング2024』は、現在の経済状況や企業の人事戦略に影響を受けながら、人的資本の重要性がどのように進化しているかを示す重要なデータです。今後も企業は従業員の成長や幸福度を重視した取り組みを通じて、競争力を高めていくことが求められます。詳細については、人的資本経営ランキングのTOP10をご覧ください。


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