フリークアウトとPerion社が提携、DOOH広告の新たな可能性を開く
株式会社フリークアウト(東京都港区)が、このたびPerion社(旧Hivestack)とのグローバルパートナーシップを締結し、プログラマティックDOOH(デジタル屋外広告)広告の配信を開始しました。これにより、フリークアウトはPerionの多彩なDOOH在庫へアクセスでき、オフライン広告の新たな戦略が展開可能となります。
DOOH広告の重要性と課題
現在、DOOH広告は公共の場で直に目に触れる機会が多く、その特性から消費者に自然に受け入れられやすいメディアとして注目されています。しかし、インターネット広告に比べてデータに基づくターゲティングや効果測定が難しい点が課題です。この問題をどう克服するかが、デジタルマーケティングの未来において決定的な要素となります。
フリークアウトの新たな取り組み
フリークアウトはPerion社の高エンゲージメントなDOOH在庫と、自社開発の位置情報マーケティングプラットフォーム「ASE」をつなげることで、これらの課題を解消。ASEは、正確な位置情報を基にしたオーディエンス分析の精密さが特徴で、広告主や代理店には高い精度でのオーディエンス推定を可能にします。これにより、広告効果の最大化を図ることができます。
具体的には、ASEのデータ解析を用いて、ターゲットとする消費者が最も多く集まる時間帯や場所を特定し、最も効果的なスクリーンを選ぶことが可能です。また、DOOH広告を目にしたユーザーの移動経路を分析することで、広告接触後の訪問状況やその影響を測定し、投資に対するROIを明確にし、広告効果を可視化します。
グローバルなサポート体制
Perion社はAPACエリアを中心に広範なDOOH在庫を整備しているため、日本国内の広告主がグローバルなキャンペーンを展開する際にも全面的にサポートが可能です。この連携によって、日本国内に留まらず、海外へのマーケティングニーズにも迅速に応える体制が整いました。
各社のコメント
パートナーシップの発表に際し、Perion Networkの日本法人の社長、神内一郎氏は「フリークアウトとの接続を通じて、多くのデジタルマーケターがDOOH広告の高い可能性を認識してくれることを期待しています」と述べ、フリークアウトの代表取締役、時吉啓司氏は「海外のDOOH SSPとの接続により、より精度の高い広告配信とデータ分析を実行できる環境を整えたことを嬉しく思います」とコメントしました。
未来への展望
フリークアウトは、タクシーメディア「TOKYO PRIME」を展開している株式会社IRISと共に、プログラマティックDOOHの導入を進める中、今後もオンラインとオフラインを融合したオムニチャネル戦略を磨き上げていく意向です。これにより、広告主や代理店、様々なステークホルダーに向けてさらなる価値を提供することを目指しています。
会社概要
Perion社とフリークアウトの融合は、デジタルマーケティングの新しい潮流を生み出しつつあります。Perion社はすべてのデジタルチャネルをつなぐアドテクノロジーを提供し続け、フリークアウトはその技術を基盤として様々な業種の課題を解決することを目指しています。詳しくはフリークアウトのウェブサイトでご覧いただけます。