ベルギーの伝統を宿したソフト・ジンジャーブレッドを日本で初展開

ベルギーの老舗ブランド、ヴォンデルモーレン（Vondelmolen）は、150年以上の歴史を持つソフト・ジンジャーブレッドを日本市場向けに開発した限定パッケージで発売することを発表しました。この記念すべきイベントは、2025年3月6日に駐日ベルギー大使館で行われました。

日本限定パッケージの魅力

新しいパッケージは、日本の消費者に親しみやすいデザインを取り入れています。特徴的なのは、ベルギーの名作『フランダースの犬』の物語からインスピレーションを受けた点です。物語の中では、ソフト・ジンジャーブレッドが重要な役割を担い、特に困難な時代における子どもたちの心を温める存在として描かれています。このデザインを通じて、ヴォンデルモーレンは同ブランドが持つ“人々を幸せにする力”を広めたいと考えています。

パッケージには物語の温かいシーンが表現されており、消費者にとっては特別なお菓子をもっと身近に感じられるデザインです。これは、ヴォンデルモーレンが伝統を重んじつつ、日本市場に適応した新たな挑戦でもあります。

記者発表会の様子

発表会では、ブランドの歴史、製法へのこだわり、そしてソフト・ジンジャーブレッドの多様な楽しみ方が紹介されました。参加者たちは、その奥深い味わいを実際に体験し、味覚を通じて文化を感じる貴重な時間を持ちました。

CEOのラファエル・デ・ヘント氏は、このブランドの伝統や今後の展望について熱く語り、ヴォンデルモーレンの再活性化に向けたビジョンを参加者とシェアしました。特に、日本市場でのさらなる成長の可能性についても言及し、期待を寄せました。

さらに、駐日ベルギー大使のアントワン・エヴラー閣下は、ベルギーと日本の深い歴史的なつながりを強調し、文化交流の重要性についてお話しされました。今回は、特に『フランダースの犬』との関連が強いソフト・ジンジャーブレッドを通じて、両国間の交流がより一層深まることを期待しています。

大阪・関西万博への出展も決定

注目すべきは、来月開催される大阪・関西万博のベルギーパビリオンへの出展が発表された点です。ヴォンデルモーレンは、ベルギーの文化や伝統を紹介する一環として、この場でもソフト・ジンジャーブレッドを披露する予定です。このイベントが、日本の消費者へ新たな文化的な体験を提供する重要なステップとなります。

新商品情報

新たに発売されるソフト・ジンジャーブレッドは、クランベリー、ハニーとパールシュガー、アーモンドの3つのフレーバーがラインナップされています。全ての商品は各138円（税込）で、2025年4月13日から販売開始されます。
フランダースの生姜パンクランベリー入り：フルーティーなクランベリーの味わい。
フランダースの生姜パンハニーとパールシュガー入り：香ばしいはちみつの甘み。
* フランダースの生姜パンアーモンド入り：伝統的なベルギーの風味が楽しめる。

全ての商品は、100%植物由来で、ヴィーガン対応、着色料や保存料を使用しておらず、安心して食べられる素材で作られています。バランスの取れた糖質がエネルギーに変わり、食物繊維も豊富です。