新潟薬科大学における水インフラ教育
2026年7月14日、新潟薬科大学の応用生命科学部で水ing株式会社のグループ企業である水ingAMが出前授業を行いました。この授業は、地域社会の水インフラに対する理解を深めることを目的としており、約130名の学生が参加しました。授業の内容は、浄水処理と下水処理に関する技術解説に焦点が当てられ、学生たちが将来の職業を考える一助となることを目指しました。
水インフラへの関心を高める取り組み
新潟薬科大学は、環境ビジネス分野における講義を通じて地域社会の課題解決に貢献できる人材を育成しています。特に、水のインフラは地域社会にとって不可欠であり、学生たちにはこの重要性を理解し、自身のキャリア形成を考える機会を持ってもらいたいと考えられています。
水ingAMは、この大学の趣旨に賛同し、継続的に出前授業を実施してきました。今年度は、昨年度よりも専門性を高め、実際の技術解説を取り入れた内容にしました。例えば、浄水処理では「沈殿原理」や「ろ過池の仕組み」の説明があり、下水処理では「反応タンクの運転管理」や「異常流入時の対応」の方法について詳しい解説が行われました。
VRコンテンツを活用した学習
特筆すべきは、VRコンテンツが使用された点です。学生たちは普段見ることのできない水処理施設の内部や設備を、VRを通じて体験しながら学ぶことができました。この革新的なアプローチにより、視覚的に学ぶことで情報吸収が促進され、理解が深まります。
当日は、新潟県内で水処理業務を担うフィールドエンジニア5名や採用担当者も講師として参加し、学生たちに実務経験に基づく解説を行いました。参加した学生たちは、熱心に講師の話に耳を傾け、実際の業界のリアルな一面を知る貴重な機会となりました。
教授の示唆
講義の最後には、新潟薬科大学の小瀬知洋教授からの講評がありました。教授は、運転・維持管理に携わることで得られる知識や技術が、AIの発展する時代でも水インフラを支える上での重要性を強調しました。また、卒業生たちが水ingグループで活躍している事例を挙げることで、学生たちに将来の仕事へのつながりを考えるきっかけを提供しました。
水ingグループについて
水ingは「生命の源である水」を通じて社会に寄与することを経営理念としており、浄水場や下水処理場などの水処理事業を展開しています。現在、約300の運転・維持管理拠点を持ち、安全で安心な水環境の提供に努めています。また、2026年からインフロニアグループの一員となることで、さらなる総合力を築き、地域社会に貢献する取り組みを強化しています。
結論
この出前授業は、学生たちが水インフラの重要性を理解し、実際の技術やその背後にある理論を学ぶ貴重な機会となりました。水の未来を支える人材を育成するためには、こうした教育的取り組みが欠かせません。学生たちが自身のキャリアを考える上で、これからの社会にとって重要なテーマである「水」に携わる仕事を選択するきっかけとなることを期待しています。