旭化成ファーマ株式会社は、SLE(全身性エリテマトーデス)患者さんの生活の質(QOL)向上を目指し、世界ループスデーの活動を支援しています。昨年は寄付活動を実施しましたが、今年はさらに、SLEの疾患啓発活動にも力を入れて取り組むことを発表しました。
SLEは、20~40歳の女性に多く発症する自己免疫疾患です。皮膚、関節、腎臓、神経など全身に様々な症状や臓器障害が現れ、国内では「難病」に指定されています。患者数は日本全国で約6~10万人と推定されていますが、根治的な治療法はまだ確立されていません。生命に関わる重大な障害を起こす可能性もあるため、早期発見、早期治療が非常に重要です。
旭化成ファーマは、SLEの啓発活動の一環として、TBSラジオと共同でオンライン市民公開講座「わたしとあなたと、SLEの話~女性に多い病気の話」を開催します。この講座は9月8日(日)14:00~15:30に開催され、TBSラジオ「こねくと」パーソナリティの石山蓮華さんがナビゲーターを務めます。ゲストには専門家が招かれ、SLEに関する基本的な知識や対策について詳しく解説します。参加希望者は、申込みページから登録することができます。申込み期間は7月16日(火)から9月7日(土)までです。
さらに、今秋にはJ-WAVEと共同で、オリジナルPodcast番組を制作・公開する予定です。この番組では、SLE患者さんがナビゲーターを務め、日常生活の困りごとなどについて、率直な意見を交換します。
旭化成ファーマは、「ひとりひとりの“いのち”に真摯に寄り添い、豊かなアイデアと確かなサイエンスで、アンメットメディカルニーズを解決する」というミッションを掲げ、今回の疾患啓発活動を通じて、今後もSLE患者さんのQOL向上に貢献していきます。そして、「病気を理由に、やりたいことを諦める人を、ゼロにする」社会の実現を目指します。