YUGEN Galleryが贈る特別イベント!
2025年6月21日(土)、東京都港区に位置するYUGEN Galleryで行われる特別なトークイベントが注目を集めています。本イベントでは、写真家・蓮井幹生が、ゲストの広川泰士と共に、写真の背後に潜む深い意味や自然との対話について語り合います。この機会に、現代の写真アートの本質を理解する貴重な体験をお楽しみください。
蓮井幹生の個展「十七の海の肖像」
現在、YUGEN Galleryでは蓮井幹生の個展が開催中で、その名も「十七の海の肖像」。この展示では、蓮井が2023年から2025年にかけて訪れた日本全国の17地域の海の風景を集めた作品が初めて公開されます。作品は、原子力発電所が立地する海の景色を捉えており、その存在を意識させながらも、波や光といった一見普通の海の表情だけを捉えています。
「見えない」リスクを抱える現代の海を映し出すことで、私たちは自らの生活と自然、そして文明との関係を考え直すきっかけを得ることでしょう。蓮井は、船舶や人の気配を画像処理によって取り除き、まるで自分自身が海の中にいるかのような感覚を与える作品を作り出しています。この試みは、自然の美しさを引き出すだけでなく、写真とは何かという根本的な問いを投げかけています。
広川泰士との対談
広川泰士は、日本を代表する国際的な写真家であり、豊富な展示歴と数多くの賞を受賞しています。彼の著書には、原子力発電所をテーマにした『STILL CRAZY』があり、その中で彼は社会問題についての自らの視点を表現しています。広川とのギャラリートークは、アートの枠を超え、社会についての重要な対話が展開されることが期待されています。彼ら二人による対話は、見えないものをどう表現し、自然とどう向き合うかという、現代のアートが提起する課題を掘り下げる内容です。
イベントの詳細
イベントは、2025年6月15日(土)17時から、YUGEN Galleryにて開催されます。参加はもちろん無料ですが、事前予約が必要ですので、参加希望の方は公式サイトの予約フォームからお申込みをお忘れなく。展覧会自体は、2025年6月7日から6月23日まで開催され、平日は午後1時から午後7時、週末は午後1時から午後8時までオープンしています。
この貴重な機会に、是非YUGEN Galleryを訪れて、蓮井幹生の作品を通じて「見えない海」を味わいながら、広川泰士との対話に耳を傾けてみてください。現代アートがどのように私たちの思考や感覚、日常に影響を及ぼすのか、新たな視点を探求する旅が待っています。皆様のご来場を心よりお待ちしております!