板橋区が描く産業振興の未来、ブランド戦略会議を開催

板橋区が描く産業振興の未来

東京都板橋区では、令和7年5月13日（火）に「板橋産業ブランド戦略会議」、通称「ブランド・コア会議」が行われました。この会議は、区内の産業を取り巻く不透明な経済環境を考慮し、今後の発展を目指すための重要なステップとなっています。

板橋区産業振興構想2035の策定

区は現在、「板橋区産業振興構想2035」の策定を進めています。昨年4月には「板橋区産業振興構想2035骨子案」が公開され、2035年の将来像として「新たな発見に出会える、ブランド創造都市」を掲げています。この構想では、区内企業や関係団体との連携を強化し、イノベーションや教育を通じて、地域産業と生活の質を向上させる循環的な社会を目指しています。

ブランド・コア会議の意義

ブランド・コア会議は、平成26年に開催された国際会議に向けた連携体制を築く場として始まり、以降は年1回のペースで定期的に開催されています。今年度の会議では、板橋区の産業ブランドをさらに強化するため、28名の委員が集まりました。これを通じて、産業振興の具体的な施策が区内の意見を反映して進展することが期待されています。

会議の進行と具体的な施策

会議の冒頭では、名誉座長である坂本健区長が挨拶し、区民の生活がより豊かになるように全力を尽くす意向を示しました。続いて、横倉隆座長の進行のもと、令和6年度の産業ブランド強化に関する各種トピックスが報告されました。特に注目されたのは、次年度の板橋産業見本市開催の計画や（仮称）産業ミュージアムの整備、地域のイノベーションエコシステムの形成に関する説明です。

これらの施策が一体となって、新たな発見や地域の魅力を育むことになるでしょう。また、出席者同士の意見交換も非常に活発で、建設的な意見が数多く寄せられました。

今後の展望と意見募集

構想の骨子案は、令和7年8月ごろにパブリックコメントが実施され、広く市民の意見を集める予定です。これにより、集まった意見を反映しつつ、令和8年3月には構想が正式に決定される見込みです。地域の皆が参加し、自らの未来を作り上げる過程に、期待が高まります。

板橋区の今後が楽しみであり、その成果がどのように現れるのか注目が集まります。市民もこの産業振興構想に参加し、板橋区を共に盛り上げていく役割を担っていけると良いですね。

担当部署は、東京都板橋区産業振興課で、詳しいお問い合わせは03-3579-2172までお願いします。