日本金融経済研究所に新たな理事２名が加わり未来のIRを描く

日本金融経済研究所に新たな理事２名が加わる

日本金融経済研究所は、新たにログミー株式会社のCRO秋元洋平氏と株式会社FUNDINNOのCMO向井純太郎氏を理事に迎えました。いずれも金融分野での豊富な経験を持つお二人の加入は、同研究所の目指す方向性に大きな影響を与えると期待されています。

新理事の就任背景

ログミー株式会社は、個人投資家向けのIR情報を中心にサービスを提供しており、秋元氏の役割は、特に機関投資家と個人投資家の情報格差を埋めることに重きを置いています。ログミーはIR情報の書き起こしメディア「ログミーFinance」を運営しており、情報の透明性とアクセスの向上を図っています。

一方、株式会社FUNDINNOは国内で唯一、株式投資型クラウドファンディングを手掛ける企業であり、向井氏は特に未上場企業の支援活動を通じて、投資家とのコミュニケーションを強化する役割を担います。彼の参加によって、未上場企業のIR研究が進むことが期待されています。

活動内容と研究の方向性

日本金融経済研究所は、企業内外の情報乖離を解消することを目指しています。その実現のためには、上場企業やIR支援企業との連携が不可欠です。そこで、選定されたモデル企業のIR施策に関するデータを収集・検証し、その結果を基に「伝わるIR」の手法を研究します。

この取り組みは、日本のIRの新しいスタンダードを築くための重要な一歩です。理事の秋元氏は、これまでの経験を生かしてIR施策の具体例を豊富に持っており、理事としてその活動を強化していく意向を示しています。

秋元洋平氏と向井純太郎氏のプロフィール

秋元洋平氏

ログミー株式会社のCROを務め、2016年に同社に入社。IR情報の書き起こしを手掛ける「ログミーFinance」を立ち上げ、同事業部長として現在は個人投資家と企業のコミュニケーションの改善に寄与しています。彼の言葉を借りると、「IRの情報が効率よく全部の投資家に伝わることが重要です」。

向井純太郎氏

株式会社FUNDINNOのCMOとして、ベンチャー企業の資金調達や成長支援を行っています。49社の企業におけるIR施策を通じて、個人投資家と企業の密接な関係を築くことを目指しています。向井氏は「日本金融経済研究所の理念とメッセージを広めるためにサポートしていきます」と述べています。

日本金融経済研究所の今後の展望

日本金融経済研究所は、分かりやすいIR手法を研究し、投資家と企業情報のギャップを埋めることに取り組んでいます。「日本をもっと分かりやすいIRの世界へ」というミッションのもと、彼らは今後も新たなIRの在り方を提案する予定です。

研究期間中に得られる知見は、ホワイトペーパーとして公開される予定であり、今後IRに関する新しいスタンダードを確立する手助けとなるでしょう。特に、未上場企業へのIR施策の強化が鍵となります。

最後に、今回の理事就任により、日本金融経済研究所がどのように成長し、発展していくのか、引き続き注目していきたいと思います。