非営利団体向け生成AIセミナー、202名が参加し満足度91.3%の驚き

非営利団体向け生成AIセミナー、参加者202名の成果

セミナーの背景と目的

スノーフレイク・コンサルティング合同会社が2023年5月から7月にかけて開催した『AI Ignition for Nonprofits』というオンラインセミナーが注目を集めています。このセミナーは、全国の非営利団体を対象にしたもので、全5回にわたるプログラムでした。背景には、非営利団体が限られたリソースの中で複雑化する社会課題の解決に取り組む中で、事務作業に多くの時間を取られがちであり、その負担を軽減するために生成AIを活用しようという思いがありました。

成果と参加者の反応

このセミナーには、累計で137団体、202名の参加者があり、事後アンケートでは満足度が91.3%という高評価を獲得しました。参加者からは、特に「助成金申請が劇的に楽になる」など、生成AI活用の具体的な業務効率化に関するコメントが多数寄せられました。参加者の一人は、「こどもゆめ基金の申請手続きが、生成AIを利用することでこんなに楽になるとは思わなかった」と驚きを示しました。このような具体的な成果が、多くの非営利団体にとっての生成AI導入の後押しになるでしょう。

セミナーでの実演内容

セミナーでは、NPOの日常業務に関連するテーマが設定され、「助成金検索から申請書作成」「イベントの広報チラシ制作」「アンケート結果の分析」などが取り上げられました。さらに、ChatGPTやNotebookLM、GammaなどのAIツールが実際に組み合わされ、一連の流れを実演。これにより、参加者は明日から使える具体策を学ぶことができました。また、AIを安全に活用するための注意点についても解説されました。

代表・中島正博の思い

スノーフレイク・コンサルティングの代表である中島正博氏は、「生成AIが持つ力は、企業の利益追求だけでなく、より良い社会を築くために活用すべきだ」と強調しています。日々、厳しい状況にある非営利団体の活動が、同社の蓄積したノウハウを通じて少しでも支えられることを願っているとのことです。今回の取り組みは、専門知識を社会に還元する第一歩であり、今後も非営利セクターの支援を続けていく意向を示しています。