マウンテンキャビアの新たな可能性
2026-06-24 17:37:48
マウンテンキャビア「とんぶり」が肥満改善に期待される理由
マウンテンキャビア「とんぶり」の新たな可能性
秋田県の特産品である「とんぶり」、通称マウンテンキャビア。その効能が再評価され、脂肪吸収抑制に資する成分「モモルジンIc」が注目されています。近畿大学の研究チームが発表した研究結果が、伝統食材に新たな可能性をもたらしています。
研究の背景
とんぶりはヒユ科ホウキギ属の植物の果実で、「畑のキャビア」とも言われるその見た目から、多くの人に親しまれています。古くから滋養強壮としての利用がなされてきました。しかし、その栄養成分や健康効果については、これまで深く探求されてきたとは言えませんでした。
近畿大学薬学総合研究所の教授、森川敏生氏と博士課程の高田隆矢氏は、オリザ油化や京都にある化学研究所などと連携し、モモルジンIcの具体的な効果を解明することに成功しました。
モモルジンIcの効果
研究チームは、実験の結果、モモルジンIcが胃の内容物を腸に送り出す速度を調整し、それに伴ってホルモン分泌を制御することで、食事からの脂肪吸収を抑えられることを明らかにしました。具体的には、オリーブオイルを与えたマウスを用いて、食後の中性脂肪の上昇を有意に抑制することが確認されました。また、モモルジンIcを体内に取り入れることで、内臓脂肪が減少し、悪玉コレステロールも低下することが示されました。これにより、肥満や脂質異常症の改善に向けた機能性食品素材としての可能性が広がります。
研究の手法
研究では、マウスに高脂肪食を与え、そこにマウンテンキャビアエキスを投与しました。その結果、体重の増加を抑制することが確認された他、エネルギー消費量には有意な変化が見られないことも分かりました。これは、従来の抗肥満研究とは異なるアプローチである点が注目です。
今後の展望
研究チームは、この成果を活かして、ヒトにおける効果や詳細な作用機序の解明を目指しています。将来的には、モモルジンIcを配合した機能性食品としての商業化も期待されています。
まとめ
秋田の伝統食材「とんぶり」は、単なる美味しい食材に留まらず、肥満や脂質異常症を改善する新たな食品素材として注目されています。医療や食育の分野での役立ち方を期待しながら、今後の研究に期待が寄せられています。
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学校法人近畿大学
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