移民と母語をテーマにした特別イベント
2024年12月19日、千葉市美浜区にある神田外語大学では、移民や母語に関する映画「はざまー母語のための場をさがしてー」の上映会が開催されます。このイベントは、単なる映画鑑賞ではなく、上映後に映画の監督である朴基浩氏を招き、外国にルーツを持つ学生たちとのトークセッションを予定しています。
イベントの意義と目的
神田外語大学は、多文化共生をテーマにした取り組みを進めており、このイベントがその一環と位置づけています。千葉県は「多文化共生推進プラン」を策定し、多様な国籍や文化的背景を持つ人々がその人らしく生きていける社会の実現を目指しています。
この映画上映会を通じて、異文化理解と多様性を受け入れる姿勢を育むことを目的としており、参加者が共に考える場を提供します。また、文化的な違いを抱える居民が共に生きる方法を模索する重要な機会とも言えます。
上映作品について
上映される映画「In Between –In Search of Native Language Spaces–」(邦題「はざまー母語のための場をさがしてー」)は、トヨタ財団が支援したプロジェクトの一環として制作されました。移民とその子どもたちが直面する課題や、日本における多文化共生を促進するための言語教育の重要性について考える内容となっています。視聴者が自身の立場からこの問題を深く考えるきっかけとなります。
イベントの概要
日時
- - 2024年12月19日(木) 13:30~16:20(開場13:00~)
場所
プログラム内容
- - 第1部: 13:30~14:30 映画上映(約45分)
- - 第2部: 14:50~16:20 トークセッション(朴基浩監督と外国ルーツの学生との対話)
登壇者
- - 朴基浩監督(ゲスト講師)
- - 杉田めぐみ准教授(司会/外国語学部 アジア言語学科)
- - 学生たち: ピーリスサヤカ(英米語学科3年生)、師井和花(国際コミュニケーション学科1年生)、松田叶望(イベロアメリカ言語学科1年生)、エスピノサ村上拓生(イベロアメリカ言語学科1年生)
参加者について
本イベントは神田外語大学の在学生および教職員、またちば産学官連携プラットフォームに所属する学校の学生・教職員を対象としており、一般公開は行いません。
朴基浩監督について
朴監督は立命館アジア太平洋大学を卒業後、通信制・定時制高校生の進路未決定の問題に取り組むためにNPO法人D×Pを設立し、キャリア教育プログラムを展開してきました。映画制作にも取り組んでおり、特に社会課題をテーマにしたドキュメンタリーにおいて映画祭での入賞歴もあります。彼の多様な経験が、この上映会にも大きな影響を与えています。
お問い合わせ
本イベントに関するお問い合わせは、神田外語大学杉田めぐみ研究室(E-mail:
[email protected])まで。
神田外語大学の公式ホームページもぜひご覧ください:
神田外語大学