エンシュア®・H 抹茶味登場
2019-04-08 10:01:06
高齢化社会を支える新栄養剤、エンシュア®・H 抹茶味が登場
高齢化社会を支える新栄養剤、エンシュア®・H 抹茶味が登場
アボット ジャパン株式会社が新たに高濃度タイプの経腸栄養剤「エンシュア®・H 抹茶味」を発売しました。この商品は、特に高齢者や食事を十分に摂取することが難しい患者さんに向けて開発されています。日本においては、70歳以上の高齢者が約20%を占めていると言われ、その数は今後も増加していくことが見込まれています。これに伴い、必要な栄養をしっかりと摂取できない低栄養の患者が急増することが危惧されています。
高齢者向けのニーズに応える
高齢者は、味覚の変化や食欲の減退、咀嚼及び嚥下の困難さなど、多くの課題に直面しています。これらの要因が、低栄養の原因となることがあるため、栄養剤の摂取が非常に重要です。特に、少量で高栄養が摂取できる製品のニーズは高く、アボットのエンシュア®・H 抹茶味もそのような要素をしっかりと考慮しています。
実際、昨年に行われたナースマガジンの調査でも、経腸栄養剤の利用において「少量で高栄養摂取が可能であること」、「味が良いこと」、「味の種類が多いこと」が評価される要因として挙げられています。アボットは、これらの要素を踏まえた商品開発を行い、抹茶味を新たに追加することで、さらなるアドヒアランスの向上を図っています。
アボットの使命
アボットの栄養剤製品事業部長、武知秀幸氏は「私たちは、医療従事者が患者さんの健康を改善するための手助けを行うことにフォーカスしています。抹茶味の追加により、経腸栄養剤の使用者の生活の質(QOL)が向上することを期待しています」と語っています。
また、奈田利恵部長も、栄養の重要さを認識しており、「早期に低栄養に気づき介入することで、患者さんの合併症や在院日数、さらには死亡率を低下させることが可能です」とし、栄養管理の重要性を指摘しています。
エンシュア®・Hの特長
「エンシュア®・H」は高濃度タイプの経腸栄養剤で、1.5kcal/mLという高エネルギーを提供します。これは、通常の食事の摂取が難しい患者さんにとって、少量でも必要な栄養を補える強力なサポートとなります。1缶(250mL)で375kcalを摂取できるため、食事の代替としても優れた選択肢となるでしょう。
まとめ
このように、アボット ジャパンの新しいエンシュア®・H 抹茶味は、経腸栄養剤の選択肢を豊かにし、高齢社会における健康維持に貢献することを目指しています。必要な栄養が取れないことが懸念される中、このような便利でおいしい栄養剤の選択肢は、多くの患者さんにとって大きな助けとなるはずです。今後の市場での展開が楽しみです。
会社情報
- 会社名
-
アボットジャパン合同会社
- 住所
- 東京都港区三田3-5-27住友不動産三田ツインビル西館5F
- 電話番号
-
03-4555-1000