AIロボットが変える食品工場の未来
2025年6月、東京ビッグサイトにて開催される「FOOMA JAPAN 2025」にて、株式会社Closer(クローザーロボティクス)が最新のロボティクスソリューションを展示します。本イベントは食品製造業界に特化した展示会であり、最新のテクノロジーや製品が紹介される場です。Closerは、特に食品工場の省人化や自動化に寄与する技術をもって、業界の注目を集めています。
Closer Roboticsの出展内容
本展示会では、Closerが新たに開発した小型協働パレタイズロボット「Palletizy」と、最新モデルの小袋移載ロボット「PickPacker」を初めて公開します。これらのロボットは、食品業界における自動化のチャンスを広げ、中小規模工場の効率化に貢献します。
1. 小型協働パレタイズロボット「Palletizy」
「Palletizy(パレタイジー)」は、段ボールを自動で積付ける機能を持つ小型の移動式ロボットです。特筆すべきは、シンプルな操作性で、誰でも簡単に使える点です。ユーザーは段ボールとパレットのサイズを入力するだけで、最適な積付けパターンを自動生成する「AutoLayout」機能を活用できます。この技術により、運用コストの削減と、作業効率の向上が期待されます。また、省スペース設計でありながら中小の食品工場でも導入しやすい点が魅力です。これにより、従来の作業に伴う人的作業を大幅に削減することが可能になります。
2. 小袋移載ロボット「PickPacker」
次に紹介するのは、新モデル「PickPacker(ピックパッカー)」です。このロボットは、不定形の小袋を対象にしており、高速かつ高精度でピッキングを行います。例えば、めんつゆなど様々な形の小袋も、3DビジョンAIを活用して正確に認識し、移載します。その処理能力は1時間あたり1,200食に達し、盛付工程の自動化を可能にします。このロボットも省スペース設計が施されており、生産ラインに適した柔軟な使用が実現されています。
展示会の詳細情報
「FOOMA JAPAN 2025」は、2025年6月10日から13日までの4日間、東京ビッグサイト(東1〜8ホール)で開催されます。Closerのブースは【7B-13】です。ここでは、最新技術を体験できる貴重なチャンスも提供されていますので、ぜひ足を運んでみてください。イベントの詳細については公式サイト(https://www.foomajapan.jp/)をご覧ください。
会社情報
株式会社Closerは、筑波大学発のスタートアップで、食品・化粧品・医薬品業界におけるロボティクスの進化を目指しています。2021年に設立されたこの企業は、AI技術を駆使して製造ラインの自動化を推進しています。特に、協働ロボットの開発に注力し、食品業界に革命をもたらす製品を展開中です。
会社概要
AIロボティクスの進化が、食品製造業界にどのような変革をもたらすのか、Closerの展示から目が離せません。