イトーキのEconifa®新シリーズがもたらす未来
株式会社イトーキは、国産材の利用を促進するための新シリーズ「Econifa®」を発表しました。2012年1月から販売が開始されるこのソリューションは、国内の森林保全に寄与することを目的とした商品群であり、特に精密な加工が難しい針葉樹を独自の技術で高いデザイン性を持たせて実用化しています。
新シリーズの概要
本新シリーズには、「SEGHERIANO(セゲリアーノ)」「twimo(ツイモ)」「fk-frame(fk-フレーム)」、そして「CH-Bench(CH-ベンチ)」の4つのプロダクトが含まれています。
これらはそれぞれの特性を活かして国産材の魅力を引き出しつつ、私たちの生活空間を豊かにするデザインが施されています。
SEGHERIANO
「SEGHERIANO」は、イタリア語で「製材所」を意味し、製材所に積まれた角材をイメージしたデザインです。その無骨でありながらどこか親しみやすい姿は、木の温もりを感じさせます。
- - ラインナップ: アームチェア、ソファ、センターテーブル、サイドテーブル、シェルフ、マガジンラック
- - 仕様: 国産材クロスラミナパネル
twimo
「twimo」は、針葉樹の特質を生かした製品で、上品なモダンアート的なスタイリングが特徴です。この製品は、北米最大の家具見本市「NeoCon」で「best of NeoCon 2011 Editors’ Choice」を受賞しています。
- - ラインナップ: アームチェア(布張り・スケルトン)、センターテーブル、サイドテーブル、パーティション
- - 仕様: 国産材クロスラミナパネル
fk-frame
「fk-frame」は伝統的な家具製作技法を用いて、国産無垢材で強固なフレーム構造を実現した商品です。このロビーソファーは、使う人にやすらぎと安心感を提供します。
- - ラインナップ: アームチェア、ソファ、中間肘付ソファ
- - 仕様: 国産集成材
CH-Bench
「CH-Bench」は、直方体の枠を超えた幾何学的な形状のベンチ・テーブルです。このデザインにより、自由な配置が可能になり、非常に多様な空間を演出することができます。
- - ラインナップ: ベンチ、テーブル
- - 仕様: 国産材LVL
環境への配慮と地域活性化
Econifa®は、森林荒廃によるCO2吸収量の減少という問題に対して、温暖化防止や国土保全の観点から考案されました。特に針葉樹は、日本の森林においてその大半を占めながらも、これまで家具として利用されてこなかったため、イトーキは独自の技術で針葉樹を活用することに挑戦しています。これにより、森林の機能を活性化し、CO2の固定量を増加させることに貢献しています。
カーボン・オフセットサービス
また、イトーキは「カーボン・オフセットサービス」にも力を入れており、これを通じて低炭素社会に向けた様々な取り組みを行っているのも特徴です。
まとめ
新シリーズの発表により、イトーキは地球環境を意識した持続可能なソリューションをさらに拡充させる一歩を踏み出しました。これからの生活やビジネスにおいて、国産材の利活用がますます重要になってくるでしょう。このEconifa®シリーズが、持続可能な未来に向けた新たな選択肢を提供してくれることを期待しています。