アイラト株式会社が大学発ベンチャー表彰2025でNEDO理事長賞を受賞

アイラト株式会社が大学発ベンチャー表彰で特別賞受賞！

アイラト株式会社が、国立研究開発法人科学技術振興機構（JST）および新エネルギー・産業技術総合開発機構（NEDO）主催の「大学発ベンチャー表彰2025」で、NEDO理事長賞を獲得したことが発表されました。この表彰は、大学の研究成果を基にした起業や革新的な技術開発が評価されるもので、アイラトの受賞は大きな栄誉です。

受賞理由とアイラトの取り組み

アイラトは、東北大学発の研究を基に、AIを駆使して放射線治療をサポートするソフトウェアの開発に注力しています。放射線治療は、がん治療における主要な手段の一つであり、手術や抗がん剤に比べて身体への負担が少ないため、多くの患者に選ばれています。アイラトは、効率的な治療を実現するため、AI技術を活かした支援ツールを提供し、治療効果の向上と医療現場の効率化を目指しています。

今回の受賞は、アイラトの技術の革新性と社会貢献の意義が高く評価された結果であり、今後さらに研究開発を進め、医療機関との連携を深めていくことを表明しています。

代表者のコメント

共同代表取締役の木村祐利氏は、受賞の背景について次のように述べています。「この栄誉は、我々だけでなく、支えて下さった大学や医療の専門家、チームメンバー全員の努力によるものです。研究成果を現場に生かすための挑戦が評価され、非常に光栄です。患者の治療の質を向上させるため、全力で取り組んでいきます。」

また、もう一人の共同代表取締役である角谷倫之氏は、「大学発ベンチャーの使命は、研究室の成果を社会に役立つ形で届けることです。この受賞を励みに、我々は社会のニーズに応えられる技術を一層進化させ、新たな価値を創出していきます」と語りました。

大学発ベンチャー表彰について

大学発ベンチャー表彰は、2014年度から始まった制度で、優れた大学由来のスタートアップを表彰し、その成長を促すことが目的です。研究開発の成果を実用化し、企業や大学の支援を受けて成長する企業を認める制度は、今後ますますの発展が期待されます。

アイラトの今後の展望

アイラト株式会社は、「放射線治療ですべてのがん患者を救う」というミッションを掲げています。今後、さらなる治療支援サービスの開発を進め、医療のデジタルトランスフォーメーション（DX）を通じて、より多くの患者に貢献できるよう努力していく方針です。放射線治療の進歩に寄与することで、がん治療の新たなスタンダードを生み出すことを目指しています。