オーダーメイド介護サービス『イチロウ』が資金調達を実施、業界の未来へ向けたイノベーション

介護業界の革新に挑む『イチロウ』

最近、オーダーメイド介護サービスを提供する『イチロウ株式会社』が、グローバル・ブレイン株式会社が運営する「明治安田未来共創ファンド」から出資を受けることが発表されました。この資金調達は、急成長を遂げる介護市場において、同社が提供するサービスの拡充と、業界全体が抱える課題解決を目指す重要なステップとなります。

介護サービス『イチロウ』の理念

イチロウ株式会社は、東京都渋谷区に本社を置き、2017年に設立されました。代表理事の水野友喜氏が率いる同社は、利用者一人ひとりのニーズに応じたオーダーメイドの介護サービスを提供しています。介護保険制度における限界を背景に、同社は「24時間365日」「1回2時間から」といった柔軟なサービスを展開し、要介護者とその家族の多様な要望に応えています。

投資によるサービス強化

今回の資金調達により、イチロウは利用者体験や介護士・看護師の就労環境の向上を図るとともに、介護業務支援システムの高度化にも力を入れる方針です。また、全国の事業者との連携を進めることで、地域に根付いた持続可能な介護サービスの提供を目指し、新たなプロダクトの開発も行う予定です。これにより、介護業界に関わるすべての人々が良い体験を得られる環境を整えることが期待されます。

介護業界の未来を切り開く

イチロウは、経済産業省と連携して「介護関連サービス事業協会」を設立するなど、業界の未来を見据えた取り組みも行っています。これにより、持続可能な介護サービスの推進が期待されており、同社は業界全体を牽引する存在といえます。

グローバル・ブレインの出資理由

出資を行ったグローバル・ブレイン株式会社は、介護業界が抱える複雑な課題を解決するイチロウの提供価値を高く評価し、成長ポテンシャルに期待を寄せています。グローバル・ブレインは、主に健康の維持や地域社会の活性化、新たな技術革新に資金を投資し、イチロウの目指す「誰もが幸せな最期を迎えられる社会」の実現に向けて、多面的なサポートを行う方針です。