福井県年縞博物館での特別展示
福井県年縞博物館では、2024年9月25日から11月24日まで、滋賀県立琵琶湖博物館が所蔵する特別展示が行われることが発表されました。この展示では、琵琶湖における水草の豊かな生態系と、福井県の水月湖の特徴が比較されます。
展示内容について
展示では、南湖湖底の水草の様子を映像で観察できるほか、水草分布の謎に迫るパネルも展示されます。これにより、酸素が欠乏し生物が存在しない水月湖の湖底と、多様な水草が広がる琵琶湖の湖底との違いを理解することができます。各湖の特性を学ぶことで、私たちの水環境についての理解が深まることが期待されます。
開催概要
- - 開催期間: 2024年9月25日(水)~11月24日(日)
- - 開催場所: 福井県年縞博物館1Fエントランス
- - 展示物の詳細:
- 南湖における水草が繁茂する様子を撮影した映像
- 水草分布に関するパネル
水月湖の深層部分では酸素がないため、そこに生息する生物が湖底を攪乱させることがなく、約7万年間も続いてきた独自の縞模様の堆積構造「年縞」が形成されています。一方で、琵琶湖の南湖では、酸素と光が供給されることで植物が豊かに成長し、異なる湖底環境が生み出されています。
交流促進の背景
本展示は、福井県と滋賀県の知事懇談会での合意事項に基づき実施されるもので、両県間の広域的な交流を促進することを目的としています。今年度には、琵琶湖博物館でも年縞博物館が所蔵する展示が行われる予定です。
終わりに
この特別展示は、琵琶湖の生態系や年縞の重要性を広く知ってもらう良い機会となります。水草の成長に必要な環境や、それぞれの湖が持つ個性的な特性について知識を深めることができるこの展示に、是非足を運んでみてはいかがでしょうか。
お問い合わせ先
林、鈴木
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吉田、北川
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