埼玉大学と地域企業が手を組んだ「Be ACTO 武蔵浦和」
埼玉県さいたま市に位置する国立大学法人埼玉大学、特定非営利活動法人ブランディングポート、そして野村不動産株式会社が共同で実施している地域活性化プログラム「Be ACTO 武蔵浦和」が注目を集めています。このプログラムは2024年8月から開始され、埼玉大学の学生を中心とした地域住民のシビックプライド醸成を目指しており、参加学生たちは地域への愛着や誇りを育む活動に取り組んでいます。
プログラムの背景
地域力を維持し持続可能な街づくりを進めるためには、良好な地域コミュニティの形成が不可欠です。野村不動産はこれまでの街づくりの経験を基に、地域の持続可能性を高めるためのエリアマネジメント活動を行っています。また、ブランディングポートは埼玉大学キャリアセンターとの協力のもと、学生のキャリア教育を推進するためのインターンシッププログラム「B-CAMP」を実施しています。
このたび、地域学生を中心としたエリアマネジメント活動を通じて、地域住民の愛着や誇りを生み出すだけでなく、学生自身のキャリア自律にもつながる取り組みを行うことへの思いが一致し、「Be ACTO 武蔵浦和」プログラムが始まりました。
プログラムの内容
「Be ACTO 武蔵浦和」では、2024年8月から埼玉大学の4名の学生が参加し、地域マネジメントの運営スタッフとして活動します。具体的には、地域利用者のニーズや課題を分析し、広報施策や地域交流イベントの企画・実施を行います。また、地域住民の強みや可能性を可視化し、シビックプライド醸成を目指したプレゼンテーションも行われます。
このプログラムは、一般社団法人ACTO 武蔵浦和の運営サポートを受けており、地域での様々な働き方や生き方を実践する社会人やプロボノも関わることで、学生たちの成長を後押しします。
プログラムの成果と今後の展望
プログラム終了後も、引き続き「マチノバ」をフィールドとした活動を継続し、地域住民と学生が共に成長できる環境を提供していく予定です。これにより、学生は地域とのつながりを深めながら、自身のキャリアにも良い影響を与えることが期待されています。
参加団体の紹介
一般社団法人ACTO 武蔵浦和は、プラウドシティ武蔵浦和ステーションアリーナ3階に設置された、地域マネジメント活動の拠点「マチノバ」を通じて、武蔵浦和周辺エリアが持続的に成長できるような活動を行っています。
一方で、特定非営利活動法人ブランディングポートは、「すべての若者に“自分ブランド”な生き方を」を使命に、様々なキャリア教育プログラムを提供し、学生の自立を支援しています。
「Be ACTO 武蔵浦和」プログラムは、地域と学生の相互発展を目指した素晴らしい取り組みであり、今後の成果が期待されます。