防災ドローンの革新
2020-07-27 15:01:34
東光鉄工とACSLが協業!防災対策ドローンの新時代が到来
東光鉄工とACSLが手を組んで防災対策ドローンを開発
近年、自然災害や緊急時におけるドローンの重要性が高まっています。そんな中、東光鉄工株式会社と株式会社自律制御システム研究所(ACSL)が新たな協業を発表しました。この協業は、人命救助や災害発生時の情報収集・レスキュー活動を支援するための防災・減災対策ドローンの開発・販売を目的としています。
1. 企業の背景と目指す未来
東光鉄工は、「地域貢献」「社会インフラ貢献」を掲げ、多様な製品を開発しています。特にUAV(無人航空機)事業部は2015年に設立され、農薬散布ドローンの製造を行った経験を生かし、耐風性や防水・防塵性に優れた特性を持つドローンの設計を進めています。一方のACSLも、産業分野における無人化を目指し、独自のフライトコントローラ技術を開発。これまでに九州北部豪雨時の支援など、実績を積み上げています。
両社の協業は、これらの技術を融合し、高性能・多機能な全天候型ドローンを実現することにあります。特に自然災害が激化する現代において、「国土強靭化基本計画」に事業として応えていく姿勢が求められています。
2. 開発される防災・減災対策ドローンの特徴
今回のプロジェクトで開発されるドローンは、東光鉄工が設計・製造する機体に、ACSLが提供するフライトコントローラを搭載した国産の製品です。このドローンは、最新の技術を取り入れ、安定した飛行性能と高いセキュリティを実現。緊急時にも柔軟に対応できる機能性が求められています。
また、東光鉄工が開発した「TSV-RQ1」という製品は、耐風性や防塵・防水性を追求し、さまざまなオプションが選択できる点が特長です。この製品は、災害時の支援活動において、迅速な行動が求められるため、その性能はまさにミッション・クリティカルといえます。
3. 実績と期待される成果
ACSLは、これまでの経験を生かし、内閣府の要請に受けた九州北部豪雨時の目視外飛行や、台風19号に際しての物資輸送など、実績を重ねてきました。これらの経験は、新たに開発されるドローンにおいても大いに活かされるでしょう。
両社の協業を通じて、今後はこのドローンを地域や国の防災活動に役立てることで、さらなる安全・安心の提供が期待されます。この取り組みにより、多くの命を救う力となり、被災者を支えるための手段がより充実していくことでしょう。
まとめ
東光鉄工とACSLの協業により、今後発売される防災・減災対策ドローンは、技術と経験が結集した製品として、私たちの安全に寄与することが期待されています。災害が多発する現代、こうした先進的な取り組みは非常に重要です。今後の展開に注目が集まります。
会社情報
- 会社名
-
東光鉄工株式会社
- 住所
- 秋田県大館市釈迦内字稲荷山下19-1
- 電話番号
-
0186-48-3234