Polyuse Oneとは?
建設用3Dプリンタ『Polyuse One』の先行受注販売が、近日中に開始されることが発表されました。この革新的な技術は、国内建設業界における作業工程を根本から変える可能性を秘めています。販売の開始は2024年9月11日を予定しており、これに向けた予約受付が順次行われる予定です。
Polyuseのビジョン
Polyuseは2019年に設立され、「人とテクノロジーの共存施工」をビジョンに掲げて、3Dプリンタ技術の研究開発を進めてきました。日本国内の建設業界は少子高齢化や社会インフラの老朽化、突発的な自然災害など多くの課題に直面しており、Polyuseはこれらの課題の解決に寄与することを目指しています。
従来の施工方法との違いは、Polyuse Oneが迅速かつ効率的にコンクリート構造物を造形できる点です。特に、公共工事での施工実績は国内最多を誇り、その性能や安全性が評価されています。これにより、建設用3Dプリンタ技術への期待は高まっています。
Polyuse Oneの特長と仕様
Polyuse Oneの特長は、以下のような性能を持ち合わせています。
- - サイズ: 展開時3980×3590×2650mm、折りたたみ時4300mm×1220mm×1310mm
- - 造形サイズ: 3000x2500x1900mm
- - 重量: 560kg
- - 設置・解体時間: わずか5分
可搬性と実用性
この3Dプリンタはキャスター付きで、さまざまな現場での柔軟な対応が可能です。また、三相200Vや単相100Vの電源に対応しており、多くの建設現場での導入が期待されています。
先行予約の流れ
先行受注販売の予約を行うには、専用のフォームから登録が必要です。登録後、順次販売情報や導入プロセスについての詳細が提供されます。最終的な価格は3300万円(税込、送料込)で、2025年夏から順次お届け予定です。
予約を通して、Polyuse Oneの導入を希望する方々には、研修や勉強会への招待も含まれるため、安定した運用に向けたサポートがしっかりと行われます。
9月の建設DX展
また、2024年9月11日から13日まで、大阪のインテックスで開催される建設DX展にも出展が決定しています。この展示会では、Polyuse Oneのデモ印刷も行われ、多くの方に直接技術を体感していただける機会となります。
さらに、Polyuseの代表者が登壇するセミナーも予定されており、「非常識が常識になる時代」をテーマに、建設用3Dプリンタの未来像について語られる予定です。興味のある方はぜひ、事前登録を済ませてご参加ください。
未来の建設業界へ
Polyuseは、3Dプリンタ技術による建設業界の革新を目指し、今後も技術の研究開発を続けていく方針です。新たな施工方法を取り入れることで、業界が直面するさまざまな課題に対応し、持続可能な未来を創造することを目指しています。ぜひ、この先進的な技術に注目してみてください。