武蔵野大学 修士生が最優秀賞を受賞!
武蔵野大学大学院工学研究科建築デザイン専攻の修士生、山岸匠太郎さんが「第23回 JIA関東甲信越支部大学院修士設計展2025」での最優秀賞を受賞しました。この展覧会は、全国の大学院生が設計作品を競い合う重要なイベントであり、今年も多くの作品が出展されました。
受賞作品の内容について
山岸さんの受賞作は、タイトルが示す通り、「言葉とイメージをブリコラージュした空き家のデザイン設計」。この作品は、古い街並みが残る木造密集市街地におけるコミュニティの維持と、場所性の創出をテーマにしています。具体的には、地域の固有性を生かしつつ、街に新たな可能性を見出そうとするアプローチが試みられています。
設計手法の独特さ
設計は、自身の主観と他者の客観を融合させることを目指し、現地に住む住民や訪問者からの生の声を取り入れました。地域固有の暮らしや街の印象を注意深く探り、特徴的な景色を写真に収め、そこから得た情報を基に設計が進められました。この手法により、ただの建物を超えて、街全体の文脈を形成することを狙っていました。
JIA修士設計展について
JIA大学院修士設計展は、2003年に始まり、全国的な修士設計のコンクールとしても知られています。今年は28の大学から57作品が出展され、その中から最優秀賞3作品と奨励賞5作品が選ばれました。建築デザインにおける若手の才能を発掘し、育成する貴重な機会となっています。
参加者の声
山岸さんは、「このような栄誉をいただき、大変光栄です。支えてくれた家族や教授、同級生たちに感謝の気持ちでいっぱいです。この経験を今後の設計に活かしていきたい」と喜びのコメントを寄せました。また、指導教員の伊藤泰彦教授も、「山岸さんが受賞したことを心から嬉しく思います。彼の努力と取り組みが評価されて結果につながったと思います」と称賛しました。
武蔵野大学について
武蔵野大学は、1924年に設立され、現在は13学部21学科、13000人以上の学生を抱える総合大学です。データサイエンスやアントレプレナーシップなどさまざまな学科を有し、革新的な教育を提供しています。また、2024年には創立100周年を迎える予定で、新たな学部の設立が計画されています。大学の理念は、人格教育を根幹とした教育にあり、クリエイティビティを育むための改革が進められています。
これからも武蔵野大学から、多くの優秀な学生が卒業し、建築やデザインの分野で活躍していくことでしょう。今後の展覧会や彼らの作品に注目が集まります。
関連情報は
武蔵野大学の公式サイトや
設計展のページをご覧ください。