JCBが仁川で開催した第18回世界大会
2025年11月5日と6日の2日間、韓国・仁川市にあるインスパイア・エンターテインメント・リゾートにて、第18回JCB世界大会が開催されました。これは、株式会社ジェーシービー(JCB)が主催し、国内外から168社、270名を超える企業関係者が参加した国際的なイベントです。これまでに東京やウィーン、サンフランシスコ、台湾などでも行われてきたこの大会は、1988年から隔年で実施されており、JCBのパートナー企業が一堂に会する重要な機会となっています。
JCBの使命とビジョン
JCBは、日本発の唯一の国際カードブランドとして、「おもてなしの心」「きめ細かな心づかい」を大切にし、顧客一人ひとりの期待に応えることを目指しています。また、参加者たちは、キャッシュレス決済の進化や国境を越えた決済の拡大に向けたJCBの戦略を共有し、金融業界全体におけるサイバーセキュリティの重要性についても議論を重ねました。
基調講演とセッション
大会の基調講演では、Samsung Electronics Co., Ltd.のWon Cheol Chai氏が「Enriching Human Life with New Technologies」というテーマで講演を行い、最新のテクノロジーが人々の生活をどのように豊かにするかを示しました。非常に興味深い視点が多く、参加者からの注目を集めました。
さらに、セッション1では、EMVCo, LLCのOliver Manahan氏が、決済体験の安全性とシームレスさについて講演し、Agoda Company Pte. Ltd.のDamien Pfirsch氏がアジア地域の旅行トレンドにおける決済機能の役割を解説しました。これにより、現代の旅行者がどのようにキャッシュレス決済を利用しているのか、またその重要性について具体的な知見を得られる機会となりました。
セッション2では、金融サービス業界のサイバーセキュリティに関する取り組みが紹介され、各団体の専門家がそれぞれの戦略や実績を共有しました。特に、企業経営や成長戦略におけるサイバーセキュリティの重要性が強調され、参加者たちに危機意識を植え付ける内容でした。
パートナーシップを強化する場
JCBはこの大会を通じて、パートナーシップの強化を目指しています。参加者間の相互コミュニケーションを促進し、JCBの戦略の理解を深めることが目的です。今後も、JCBがどのような新たな価値提供を行っていくのか、またその実現に向けてどのような取り組みをしていくのかに注目が集まります。
まとめ
これからもJCBは、顧客が「便利だ」「頼れる」と感じていただけるサービスを提供していくとともに、キャッシュレス決済の未来を先導していくことを誓っています。大会の成功を受け、新たな展望が期待されます。