株式会社CODATUMが新機能を正式発表
株式会社CODATUMは、次世代BIツール「Codatum」において新機能「署名付き埋め込み(Embed Analytics)」を正式にリリースしたことを発表しました。この機能は、特にデータのセキュリティ向上と運用コストの削減を目指して開発されており、従来のBIツールが抱えていた課題を解消するものとなっています。
署名付き埋め込み機能の特徴
署名付き埋め込みは、Codatumで作成した分析画面を自社のプロダクトやサービスに安全に統合できる機能です。顧客データに接続し、そのままダッシュボードを作成して提供することが可能になります。これにより、企業は顧客に対して視覚的にわかりやすい分析機能を提供できるようになり、その利用価値が大きく向上します。
高速なプロトタイピング
Codatumの特徴の一つは、高速なプロトタイピングを可能にすることです。コンテンツのカスタマイズはCodatum上で完結し、変更が即座にプロダクトに反映されるため、迅速な対応が求められるビジネスシーンでも価値を発揮します。この機能ではドキュメント形式とダッシュボード形式の2つがあり、用途に応じて使い分けることができます。
マルチテナントアクセス制御の実現
また、マルチテナント環境におけるセキュリティも強化されています。アプリケーション側の認証基盤と統合することで、テナント単位でのデータ表示を制御でき、顧客に安全に情報を提供できる環境が整えられています。この仕組みにより、ダッシュボードは一つのままでも、異なる顧客に対して異なる情報を表示できるようになります。
インタラクティブなダッシュボード機能
さらに、Codatumのダッシュボードは、インタラクティブで柔軟な操作を提供します。ユーザーはパラメータとエクスプローラ機能を活用し、動的に表示されるデータを変更することができるため、データの掘り下げ分析を行うことができます。フィルタリングやソート、集計、ドリルダウンなど、多彩な機能が揃っており、ユーザビリティも優れています。設定に応じて、CSVダウンロードが許可されることもあります。
インテリジェントキャッシュ機能
加えて、インテリジェントキャッシュ機能により、同じテナントに属するユーザーに対する多段キャッシュ機構が実現されています。これにより不必要なクエリを回避し、迅速な結果返却が可能となっています。これらの機能は、データ分析の効率と効果を大幅に向上させることに寄与しています。
ユースケース
この「署名付き埋め込み」機能には多くのユースケースが考えられます。例えば、BtoB SaaSにおいては、顧客データのダッシュボードやAIサマリーを提供し、各顧客に専用のビューを埋め込むことで、利用状況や契約指標を簡潔に可視化することが可能です。BtoC向けの消費者アプリでは、個人向けのダッシュボードを通じて、収入や支出を直感的に管理できるようになります。
導入事例
実際に「署名付き埋め込み」機能を導入した株式会社IVRyでは、対話型音声AIサービス「IVRy Analytics」の基盤としてCodatumを利用しています。この導入によって、UI/UXの向上が図られ、実際の商談においても顧客からの高評価を得ています。ここでの成功事例は、今後の「プロダクト組み込み型BI」推進の助けとなるでしょう。
無料ウェビナーの開催
これらの機能を広く知ってもらうため、12月11日(木)に署名付き埋め込み機能に関する無料ウェビナーも予定しています。このセミナーでは、機能の開発背景や利用者の声を直接聞くことができる貴重な機会です。興味がある方はぜひ参加してみてください。
Codatumの将来展望
Codatumは、今後もプロダクトの提供を通じて顧客データの可能性を引き出し、データドリブン経営を支援してまいります。AIとノーコード技術を駆使し、誰でもてっとり早く高品質なデータ分析ができる世界を目指していきます。
Codatumの詳細情報や導入事例については、公式ウェブサイトをぜひご覧ください。