『マイナビ医療福祉キャリア』が54職種に拡充、医療と福祉を繋ぐ新たなプラットフォーム

『マイナビ医療福祉キャリア』が新たに開設

株式会社マイナビは、2019年から運営してきた福祉・介護職に特化した求人情報サイト『マイナビ福祉・介護のシゴト』を大幅にリニューアルし、2025年10月1日より『マイナビ医療福祉キャリア』として新たにスタートすることを発表しました。これにより、掲載職種数が従来の24から54に拡大することとなります。医療、福祉、介護職といったさまざまな分野での人材採用が一つのプラットフォームで行えるようになり、医療福祉の連携が進むことが期待されます。

リニューアルの背景

日本は現在、超高齢社会を迎えており、医療と福祉、介護の現場において人材の確保が急務となっています。特に、医療職（看護師やリハビリ職）との協力が以前にも増して重要視されており、職種間の連携強化が求められています。近年、福祉・介護の分野では離職率の改善が見られるものの、依然として入職率が伸び悩んでいます。このため、安心して長く働ける職場環境の整備が求められています。

これらの背景を踏まえ、『マイナビ福祉・介護のシゴト』は医療、歯科、薬科、保育などの職種を対象とする形でリニューアルされることになりました。新サイトでは、医療福祉業界全般に対応した求人と転職支援サービスを提供し、求職者の多様なニーズに応えることを目指しています。

5つの特徴

1. 多職種の求人が1つのサイトで
『マイナビ医療福祉キャリア』に登録される求職者は医療、薬科、歯科、福祉、介護、保育の多様な職種にわたります。これにより、各施設はその時々のニーズに応じた人材を採用できる環境が整備されます。

2. 現場の雰囲気を可視化
求人情報だけでなく、施設の特色や取り組みを写真やコメントで紹介する「ストーリー」や、スタッフのインタビューを通じて現場の実情を伝える「現場のホンネ」機能を搭載し、求職者に自施設の魅力をしっかり伝えることができます。

3. AIによるマッチング機能
求職者が施設情報を閲覧することで、その閲覧履歴を基にAIが最適な施設を自動で提案する仕組みを導入。離職しにくい求職者が多く集まることで、応募増加の期待が高まります。

4. 経験豊富なサポート体制
マイナビが約50年にわたって積み重ねてきた採用活動のノウハウを活用し、専門チームが医療・福祉・介護業界特有のニーズに応じたサポートを提供します。

5. 効率的に情報収集が可能
求職者は全国の求人情報を条件に応じて簡単に検索できるため、効率的に転職活動が行えるようになります。また、サポートエージェントがより良い職場環境や高い給与の求人情報を提供することも可能です。

今後の展開

『マイナビ医療福祉キャリア』のリニューアルによって、日本では2040年までに約57万人の介護人材が必要とされる課題に真摯に向き合う姿勢が明確になります。求人情報を大幅に強化し、マイナビが運営する他のサービスとも連携させることで、54職種の情報を統合して提供し、求職者は異なるサイトを行き来することなく情報収集できるメリットが生まれます。この新たなサービスは、採用の質向上にも寄与し、持続可能な社会の実現に向けて貢献することを目指します。