メタン削減の新技術
2025-06-05 09:28:20

株式会社TAIGA、牛のゲップからのメタンガスを80%削減する新技術を発表

株式会社TAIGAの革新的な技術



株式会社TAIGAは、牛のゲップ中に含まれるメタンガスを大幅に削減する革新的な補助飼料「Cowtrol」を発表しました。この製品は、京都府立大学との共同研究の結果として誕生し、なんと驚くことにメタンガスの排出を約80%も削減する効果を持っています。

メタンガス問題の現状



実は、反芻動物、特に牛たちが排出するメタンガスは、世界の温室効果ガスの約4%を占めています。このメタンの温室効果はCO2の28倍とも言われており、対策は急務となっています。これまで、メタン削減のために様々な製品が開発されてきましたが、それらの多くは高価であり、普及には困難が伴っていました。

Cowtrolの特長



「Cowtrol」は、海藻由来の製品と同等の削減効果を持ちながらも、米ぬかや大豆の搾りかすなど、世界中で入手可能な安価な原料を使用しています。また、日本国内で38年間にわたり安全性が確認されている技術を活用しているため、完成状態であり、明日からでも使用可能という利点があります。

この補助飼料は非常に簡単に使用でき、牛の飲水に少量を添加するだけで済むため、農家にとっても手軽な選択肢となります。実際、投与後わずか3日間でメタン削減効果が確認されており、この効果のメカニズムは、Cowtrolに含まれる土壌微生物群が牛の消化管内の細菌叢を安定化させることにより、メタン生成を効果的に抑制することにあります。

新ビジネスモデルの構築



株式会社TAIGAは、環境対策を進めつつ、畜産農家の負担を軽減する新たなビジネスモデルを構築しています。削減されたメタンガスはCO2クレジットとして販売され、その利益が農家に還元される仕組みです。これにより、農家は追加のコストなしで環境対策を講じることができ、さらには収益向上も期待できるのです。

今後の展望



今後、TAIGAは乳業会社や牛肉関連会社、流通会社との連携を進め、「低メタン牛乳」や「低メタン牛肉」の普及を目指します。さらに、オセアニアや南米、ヨーロッパなどの畜産業が盛んな地域への展開も視野に入れ、積極的に推進していく考えです。

まとめ



TAIGAの新技術は、環境問題に対する有効な解決策となる可能性を秘めています。畜産業界における持続可能な発展を促進するために、今後の取り組みに期待が寄せられています。

【問い合わせ先】[email protected]

【ホームページ】TAIGA公式サイト


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会社情報

会社名
株式会社TAIGA
住所
東京都中央区日本橋兜町第1平和ビル3階
電話番号
090-4128-2594

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