新しい冷却技術の登場
2025-06-02 14:32:33

前川製作所が新たにCO₂コンデンシングユニットを発表!超低温対応機種も登場

超低温対応の新世代冷却技術「COPEL」登場



2025年3月、株式会社前川製作所が新たなCO₂コンデンシングユニット「COPEL(コペル)」を発表しました。このユニットは、なんと超低温域である-50℃まで対応し、ブラインクーラーとしても利用できる革命的な機器です。新たに導入された「COPEL CONNECTED」という専用の故障予知診断付き管理システムと相まって、これまでにない使い勝手の良さが期待されます。

「COPEL」の特長とは?



「COPEL」シリーズは、様々な温度域及び用途に応じて5種類のモデルが用意されています。その中のモデル「COPEL-F30」「COPEL-F70」は小規模や中規模の施設に特に適しており、超低温域の要求にも応えることが可能です。過去には、同社が設計・製造した大規模施設向けの空気冷凍システムである「PascalAir(パスカルエア)」が超低温に対応していましたが、「COPEL」はこれに続く革新的な製品となります。

カーボンニュートラル時代への挑戦



グリーンなエネルギーや持続可能な社会に向けた取り組みが進む中、前川製作所は日本政府が推進する代替フロン技術の活用にも注力しています。特に、2050年までのカーボンニュートラル実現に向け、中規模・小規模の施設でもHFC機器の入れ替え需要が高まると予想されています。これにより、自然冷媒機器への関心が増しており、エンドユーザーや冷蔵倉庫の設立を検討している業者に対しても、効果的な提案が行えるよう戦略を進めていく予定です。

「COPEL CONNECTED」のスゴい機能



新たに導入された管理システム「COPEL CONNECTED」は、設備の安定した稼働をサポートするために開発されました。このシステムは、以下のような特徴を備えています:

  • - ワンストップ管理機能: 「COPEL」ユニットの運転データをリアルタイムで蓄積し、運転状態の記録を維持します。
  • - AIによる故障予知: 運転データから異常となる変化を検出し、事前に警告します。
  • - 即時通知システム: 異常発生時には迅速にメールで通知を行い、担当者が直ちに対応できるよう支援します。
  • - 遠隔サポート: 設定値のチューニングを遠隔から行うことで、業者の負担を軽減します。

今後の展望



前川製作所は、主力製品である自然冷媒冷凍機「NewTon」と併せて、「COPEL」シリーズをさらに進化させ、様々な温度帯に対応できる品揃えを充実させることを目指しています。また、導入後の管理や運用効率を向上させるための取り組みも強化し、持続可能な社会の実現に向けた貢献を続けていく所存です。

前川製作所は、産業機械の製造や工場・プラントに対する設計・エンジニアリングを行い、市場や社会に必要不可欠なサービスを提供する企業として、創業時からの理念「人類に奉仕する」を守り続けています。この度の「COPEL」の登場を機に、さらにたくさんの施設や業界で活用されることを期待しています。


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会社情報

会社名
株式会社前川製作所
住所
東京都江東区牡丹3-14-15
電話番号
03-3642-8181

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