医療ベンチャー支援
2025-07-24 11:07:43

シンガポール市場への進出を目指す医療ベンチャーを支援するプログラム

シンガポールでの医療ベンチャー支援プログラム



近年、イノベーションが進む医療・ヘルスケア分野では、グローバル展開がますます重要視されています。株式会社キャンパスクリエイトは、広域TLO(技術移転機関)として25年以上の経験を持ち、大学の研究成果を社会に実装するための支援を行ってきました。その中で、シンガポールとのパートナーシップを強化し、特に医療・ヘルスケアに特化したスタートアップの海外進出を後押しする新たなプログラムを始めました。このプログラムは、シンガポール市場を起点とし、医療関連のベンチャー企業が国際展開するサポートを提供します。

このプログラムの特徴の1つは、日本のスタートアップがシンガポール市場でのニーズを理解し、実証事例を創出する機会を提供することです。具体的には、参加企業がシンガポールでの商談や、PoC(概念実証)、資金調達を通じて、現地パートナーとの連携を図ることが可能になります。また、設立時から市場投入までの道筋を、実績のある支援機関である「Origgin Ventures Pte Ltd」のネットワークを活用して構築しています。

Origgin Venturesの役割



シンガポールに拠点を有するOriggin Venturesは、スタートアップ支援とディープテクノロジー分野への投資を専門とするベンチャーキャピタルです。彼らは、スタートアップの初期成功を後押しするために、独自のVenture Co-Creationプロセス(VCC®)を採用しています。このプロセスにより、企業は迅速に市場に適応し、初期の成長を実現できます。さらに、シンガポールのEntrePassプログラムのパートナーでもあり、ビジネスの立ち上げや革新を更に促進しています。EntrePassは、シンガポールで新しいビジネスを立ち上げようとする起業家向けのビザ制度で、この制度を利用することで、さらなる資金や支援を得ることが可能です。

プログラムのメリット



この支援プログラムには、多くのメリットがあります。まず、シンガポールという国は、約4,500社のスタートアップと400のベンチャーキャピタルが集まるエコシステムがあり、特にディープテックにおいて政府の支援を受けた高い成長が期待されています。この環境下で、参加者は具体的な成果を追求することができます。

また、商談やPoCの実施支援にとどまらず、共同研究や共同開発、資金調達支援なども行っています。これにより、単なる市場調査に留まらず、具体的なビジネス成果の創出へと結び付けることが可能です。さらに、シンガポール総合病院(SGH)のイノベーションハブのような医療・ヘルスケア分野に特化した支援機関との連携により、より実践的な交流と知見の獲得が期待されます。

参加対象者と費用



プログラムには、医療・ヘルスケア関連のスタートアップ、医療やバイオなどの研究成果を商業化したい研究者、海外展開を計画している企業や研究者が対象となります。参加は無料で、2025年までトライアル期間のため、費用は発生しませんが、現地への渡航費用は参加者の負担となります。

【参加申し込み】
申し込みは、こちらのリンクから行えます。申込期限は2025年8月11日で、参加企業は約4社を予定しています。興味のある方は、ぜひお早めにご検討ください。特に事前に相談を希望される方は、オンラインでの連絡が可能です。

プログラムスケジュール



プログラムは、2025年8月にヒアリングから始まり、その後、商談先の洗い出しやオンライン商談を経て、10月にはシンガポールを訪問し、現地の企業と商談を行います。その後も12月から2026年1月にかけて、案件化に向けた伴走支援を行う予定です。具体的なスケジュールに関しては、参加後に順次お知らせします。

この貴重な機会を通じて、日本の医療・ヘルスケアベンチャーがシンガポール市場で成功を収めることを期待します。参加検討中の皆様のご応募を心よりお待ちしております。


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会社情報

会社名
株式会社キャンパスクリエイト
住所
東京都調布市調布ヶ丘1-5-1 電気通信大学内
電話番号
042-490-5734

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